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さぷ日記、主に本の書評

メーカーの人事部門で人材育成関係の仕事をしてます。仕事がら組織とか戦略とかの本の書評が多めです

ポケットモンスターを子供が好きな理由の構造的理解

うちの10歳と6歳の息子達は例に漏れずポケモンが大好きなんですが、ポケモンは構造的にとても優れてると思うのでそれについて書いてみることにします。

ポケモンはトレーナーとポケモンのバディによる成長の物語であると言えます。主人公のサトシとピカチュウの絆の強さは、ポケモンにハマってない僕でも知っているくらいです。

このバディとしての絆ですが、アニメではトレーナーはポケモンの保護者のように描かれており、これはそのまんま親子の関係に当てはまると思います。

つまり、保護者の元で成長していくポケモン達はアニメの視聴者やゲームを遊んでいる子供達自身なのだと思うのです(一部の大きいお友達含む)

また、子供達はアニメやゲーム上ではサトシや他のポケモントレーナーになりきる訳ですから、主人公達にも感情移入し、ポケモンにも自然に感情移入するという二重の意味で感情が移入しやすい構造になっています。

あとポケモンのもう一つ重要な要素として進化があります。進化はだいたい3段階ですが、幼児、子供、青年のような外見に見えなくもありません。

ヒトカゲとかめっちゃかわいいのに、リザードンとかほんとに頼もしい訳です。

よってこのポケモンの進化という仕組みは、子供達の成長そのものを暗喩していると思うのです。

そうするとピカチュウの特異さがやや奇妙に思えて来ます。最近ライチュウはなんかなかったことになっているような気もしないでもないのですが、ピカチュウピカチュウのままでどんどん強くなっていきます。

アニメ的にライチュウはあまりかわいくないという事なのかもしれませんが(青年のメタファーなので当たり前ですが)、深く考えると大人になりたくない、かわいいままでしかも強くなりたい。いいとこ取りしたいというように考えられなくもありません。

子供達は自然にポケモンを卒業していくのだとは思うのですが、ちょっと気になると言えば気になります。