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ホワイト企業のブラック職場より

メーカーの人事部門で人材育成関係の仕事をしてます。仕事がら組織とか戦略とかの本の書評が多めです

【書評】ローランド様の「俺か、俺以外か。」

「去る者、追い越す」(ローランド様語録より)

ローランド様を知ったのは、YouTubeを見てたらなぜかおすすめでHostTVが出て来て、なんだか面白い事言う人だなあと思っていたのが最初です。

最近は地上波にも出て、池袋で展覧会もやってて、このように本も出されたみたいで飛ぶ鳥を落とす(ローランド様風に言うと飛ぶ鳥すら来店したがる)勢いがあるなあと思っている次第です。

本書を読んでて思ったのが、ローランド様のやってる事は基本的には大喜利だなと言うことです。「ナンバー2のなり方教えて」とか、本のタイトルにもなっている「俺か、俺以外か。」とか、「俺は自分だけで輝ける。何故ならスターだからだ」とか、ファンの事をローランダーと呼んだりとか、「がんばろーらん」とか、一歩間違えれば(いや間違えなくても)ベタなおやじギャグです。 

友人が池袋の展覧会に行ったそうなのですが、入り口がローランド様ご本人用と、一般人用に別れてるらしくて、ローランド様のご本人用は金ピカで通常扉が閉まってるらしくて、もはやコントの番組用のセットと言っても過言ではありません。

しかし外見がお美しいのでそのギャップが面白いのですが、自分のキャラクターを際立たせて自らネタ化している点は特異だと言えます。

やり方としてロバート秋山のクリエイターズファイルや、友近が演じる水谷千重子と近いイメージです。ただ、お笑い芸人以外でこの手法を使っている人はあまり多くないと思います。(ガクト様は自分をネタ化している側面がありますね。ローランド様を弟分と公言しているのも理解できます)

自己プロデュースの才能と努力もあるのだと思うのですが、自分自身をネタ的に扱う事に躊躇が一切ないと言うのがローランド様の恐ろしい所であり、他のホストとの違いなのだと思います。

また、成功した芸能人やミュージシャンでも、鬱を患っていたりとか、クスリに走ってしまったりとか、人気商売はストレスが並大抵ではないと思うのですが、実態はどうであれ、ローランド様は常に自信を持っているように感じられつつ、おやじギャグ的な言動で親近感も湧かせるというのがとても上手いなと思います。

あと以前、HostTVでお客が結婚するからもう店には来れないというシチュエーションのやり取りがあったのですが、そこでローランド様は「卒業生みたいなものだから、疲れた時とかたまに来てくれたらいいよ。同窓会みたいな感じで」というような返答をしていたのを見たんですが、めちゃくちゃ頭の回転が早いなと思った次第です。

多分ホストにならなくても成功してたんじゃないかと思いますが、最近思うのは何か圧倒的な成果を上げてる人に共通するのは目標に対して狂気すら感じるこだわりを実行していう点です。ローランド様は美へのこだわりが半端なく、電源の延長コードが許せないとか、テーブルの位置はミリ単位で調整するとか、ちょっとおかしい(褒め言葉)のですが、それだけ突き抜けていて、非日常感を演出する自己プロデュースが圧倒的です。ただ、歌うのが好きというのは聞いたことがないんですが、どうなんでしょうか。気になります。

本としてはさらっと読めるのですが、Kindleで100冊くらい本を読んでて初めて電子書籍用の特典があってちょっとびっくりしました。

あと、あとがきの内容はちょっと感動します。高くてすぐ読めたけど、まあ買ってよかったかなと思いました。

基本的には自己啓発本なので、ローランド様に興味がある方はどうぞという感じですね。

俺か、俺以外か。 ローランドという生き方

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