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さぷ日記、主に本の書評

メーカーの人事部門で人材育成関係の仕事をしてます。仕事がら組織とか戦略とかの本の書評が多めです

現役人事屋から新入社員のみなさんへのアドバイス

弊社にも新卒が入社してきましたが、そろそろ入社直後の緊張は取れ、研修で覚えることが山ほどあってよく分からないなーという時期でしょうか。

今僕は人事系の部門にいる事もあり、新入社員の方が疑問に思う事やアドバイスをいろいろ書いてみたいと思います。

その1 新入社員の配属先ってどう決まるのか?
職種限定で入社した人は別ですが、総合職採用で、入社後にどの部門に配属になるのかは、新入社員研修の配属後に決まるという方も多いと思います。

希望の配属先にならないともう転職を考えるというような方も増えてるみたいですが、会社側の事情としては、各部門からの要望を取り纏めて新入社員を割り振らないといけません。

当然、会社のニーズと新入社員の第一希望が完全にマッチする事はないでしょうから、不本意な配属になる事も多いと思います。

実は会社側も新入社員の特徴をあまり理解出来ていません。(本当はそれだといけないんですが)

ただ、優秀な人は基本的にどの部門に配属されても活躍しますし、そうでない人は何処にいっても厳しいです。

しかし、営業がやりたかったのに経理に配属されたというような例はちょっとしんどいですよね。

僕も新入社員で入った会社で、同期が100人くらいいる会社でしたが、ほとんどが東京勤務のなか、大阪配属が2名だけいて、そのなかの一人でした。

大阪は縁もゆかりもなかったのでかなり凹みましたが、かなり鍛えられたと思いますし、嫁さんもそこで出会ったので、逆境を楽しんでみると割り切れるといいかもしれません。


その2 希望の配属じゃなかった場合は?
配属先の希望を出して人事が調整する訳ですが、会社の決定に異議を唱えるのは中々難しいと思います。ただ、会社側も説明責任はあると思いますので、あくまで前向きに「第一希望と違う部署になりましたが、頑張ろうと思います。この部署に配属になった理由を教えてくれませんか?」というような聴き方をするといいと思います。

そこで、納得のいく回答があればそれでいいと思いますし、逃げるような対応だった場合、その会社は本当に大丈夫なのか頭の片隅においておいた方がいいかもしれません。

あと、キャリアスライドという考え方があります。例えば先程の例だと、営業希望だったのに経理に配属になったとして、財務諸表や決算書が作れたり読めるようになり、経理の仕事が楽しくなればそれでもいいですし、社内公募や転職で営業を希望する際にそれが強みになるかもしれません。

社会人としてこれからおそらく40年以上は働かないといけない訳ですから、自分の強みの分野は複数持っておくに越した事はないと思います。


その3 石の上にも3年ってどうなの?
法律違反のブラック企業はすぐ辞めるべきですが、辞めなくて良かったのか、辞めて良かったのかはひとそれぞれなので、ある人の成功ケースがそのまま自分に当てはまる事はないと思っておいた方がいいと思います。

また、辞めようと思った時期の景気も大事です。売り手市場の時に辞めるのか、景気が悪い時期に辞めるのかでかなり置かれた状況が異なると思います。

一番大切なのは辞めて後悔しない事です。僕は2回ほど会社を辞めてますが、一社目を辞めたときはかなり後悔しました。

やはり新卒で入った会社はそれなりに思い入れがありますし、会社は新卒を大事に育てています。中途で別の会社に入るとそれをすごくありがたいと感じる訳です。

なので、石の上にも3年はケースバイケースですが、ネットの情報に惑わされずに、自分でしっかり考える事が大切だと思います。


その4 配属先の上司がパワハラだった
自己愛性人格障害を疑った方がいいケースもありますが、他にもいくつか考えられるケースがあります。

1つめは、上司が極めて優秀なケースです。と言うのも優秀な上司は出来ない人の気持ちが分かりません。また、高い目標を持ち、部下にも同じ様に高い目標を求めがちです。実はパワハラと言われているのはこのケースが多いのではないかと思っています。

2つ目は、そこそこ優秀な上司で、異動が少なく、ずっと同じ部署で同じ仕事をしている上司です。このタイプは、現場で誰も物申せなくなってしまって、天狗になっているケースです。本当は人事部門がローテーションをかけなければならないのですが、出来ていないという状況です。

このような上司に遭遇してしまった場合は、まず証拠を残す事です。レコーダー等でパワハラ発言を記録しておき、出来れば複数回証拠を抑えて人事部や組合に相談する事です。

自分の身は自分で守るしかありませんし、命より大切な仕事はありません。

少しは参考になったでしょうか、業種や老舗企業かベンチャー企業では対応すべき方法は少しずつ異なるとは思うのですが、少しでもお役に立てたら幸いです。