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さぷ日記、主に本の書評

メーカーの人事部門で人材育成関係の仕事をしてます。仕事がら組織とか戦略とかの本の書評が多めです

氷河期世代あらため人生再設計第一世代のトリセツ

僕はもろに人生再設計第一世代ど真ん中のアラフォーサラリーパーソンです。

中学生の時にバブルが崩壊し、高校の時に阪神・淡路大震災オウム真理教事件、大学の時に酒鬼薔薇事件、就職が氷河期と多感な時期に時代の不安な空気を思いっきり吸いながら生きてきました。

特に就職活動が悲惨でした。2001年に就職活動をしていましたが、40社受けて、ようやくシステム会社の内定をもらえました。

僕は俗にいうMARCH出身な訳ですが、ゼミの出世頭がNTTデータの子会社、学部に一人Docomoに内定が出たらしいとの噂が駆け巡るくらいのしょっぱい感じでした。また当時僕はマーケティング関係のあこがれがあり、就職活動中に一緒に頑張っていた人がいたのですが、その人はコピー機のメンテナンスの会社に就職し、お互いマーケのマの字もないようなところに就職しました。でもこれはまだいい方で就職せずにその後音信不通になった友達もいます。

また、会社で働きだして3年目くらいに出張で新幹線に乗ってたとき、車内販売のお姉さんが何処かで見たことあるなとおもったら大学の時の知り合いで、なんとなくショックだったこともあります。

そんな平凡な氷河期世代あらため人生再設計第一世代の特徴を書いてみようと思います。

ただ、僕一人の偏った意見なのでご了承下さい。

その1 基本的に冷めている
まず就職活動で躓いて、厳しいスタートをしており、入ったら入ったでまだ昭和の空気が残っていて、残業代がつけられなかったり、会社に対してそもそもあまり期待をしていません。

なので、冷めていると言いますか、会社への忠誠心が低い世代になると思います。

僕も会社を2社ほど辞めてますが、それでも一社目が一番愛着があり、2社目以降には愛社精神はありません。

なので、この世代はドライとか言われますが、会社に対するドライさであって、人間的には苦労してるので、後輩には優しいところもあると思います。

ただ、自分が苦労してるので、人が苦労しててもそんなもんだろうと積極的には助けない側面はあるかもしれません。そう言えば、詳細な時期は忘れましたが、社会人になってからやたら自己責任論が言われていたような記憶があります。


その2 バブル入社組がきらい
世代論で語り過ぎるのも良くないと思いますが、今の50歳くらいのバブル入社組の事が好きではありません。

内定拘束でディズニーランドとかがあったとか、銀座に会社の金でよく行ったとかいう話を聞いたりするんですが、彼らの楽天的で先をよく考えて計画を立てることをせず、時間が解決してくれるだろうと言うような態度を見ると本当に残念な気持ちになります。

また、彼らは飲み会が好きで、調子に乗ったときに宴会芸とかないの?とか言ってきて、ほんと昭和の平和な方々なんだなと思いますね。

人事的にも未だボリュームが多いバブル世代が、そろそろ年齢的には役員に登用される世代になってくるので、ここで人選間違えると会社へのダメージが大きいんじゃないかと思います。


その3 デジタルネイティブ第一世代でもある
大学で情報処理の授業があったり、ネット就活が始まった世代だったりするので、基本的にITにはそこそこ強いです。

また、就活氷河期にはシステム会社は比較的採用意欲が旺盛だったので、この世代のプログラマーやSEの比率はそこそこ高いと思います。


その4 成長意欲が高い世代
基本的に会社を信用してなく、個人として卓越していないと取り残されるとの恐怖感から成長意欲は高いです。でもさらに今の若手はさらにその傾向が強くなってるかもしれません。


僕は運良く就職出来ましたが、フリーターや非正規雇用職業訓練が積めなかった人達に対して、対策を施すという事なのだと思います。個人的な感覚ですが、何か新しい事を身につけるのは45歳まではまだ大丈夫だと思いますが、それ以降はかなり厳しいと思います。

なので今後三年間で集中的にというのは分かるのですが、具体的な支援となるとまずマインドセットから変えてもらわないといけない中で、僕のように冷めていて組織に期待してない人間、そして社会に裏切られたとネガティブな思考を持っている人間の考え方を変えて、尚且つ職業訓練を積んで社会で活躍してもらうのは容易ではないなと思います。身も蓋もないですが。