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さぷ日記、主に本の書評

メーカーの人事部門で人材育成関係の仕事をしてます。仕事がら組織とか戦略とかの本の書評が多めです

ストライダー→自転車の練習はほぼ正しい

7〜8年前、うちの長男が確か3歳くらいの頃にストライダーを買ったんですが、その時はまだストライダーが出始めの頃だったので、道行く人が「何だあれ?」みたいな感じで振り返って、スピード狂のように走り回る長男をもの珍しそうに見ていた記憶があります。

ストライダーのすごい所は、子供が本来持っているバランス感覚を信じた乗り物だと言う事です。

それまでは3歳くらいの子供が遊ぶ乗り物は三輪車とか、アンパンマンとかの四輪の乗り物とかしかなかったのですが、ストライダーは画期的でした。

ペダルなし、ブレーキなしというある意味大胆な引き算の設計で、バランス感覚と足で前進させる(または坂を下る)という、使い方によっては子供が怪我をしかねない乗り物を世に送り出して大ヒットした訳です。

転んで痛い思いをしないと人間なかなか成長しません。親がある程度は見守りながら、擦り傷くらいはいいんじゃないかと僕は思っています。

そんなこんなで2年くらいストライダーに乗っていた長男は、バランス感覚をかなり身につけたようでした。

そして確か幼稚園の年長さんになってすぐに、ストライダーもだいぶ小さく見えてきて、そろそろ自転車を買ってもいい頃じゃないかということで自転車を買って、公園で自転車デビューしました。もちろん補助輪付きです。

ただ、すぐに長男は「つまらない」と言い出しました。ストライダーでバランスを取りながら乗っていたのに、補助輪がついた自転車では満足が出来なかったみたいです。

奥さんと二人で来ていたので、モンキーレンチを取りに家に戻り、公園で補助輪を外しました。

普通の自転車になったわけで、奥さんと「どーだろーねー」と話した瞬間、ひとこぎ目から長男が自転車に乗る事が出来ていました。

あとにも先にもうちの子が天才かもしれないと思ったのはこの時限りですが、僕自身が幼少のころ、自転車に乗れるようになる為に相当練習したのでかなりビックリしました。

自転車の運転で難しいのは「ペダルを漕ぐ」事と「バランス」を取る事です。この2つを同時に行わないといけないというのが、自転車を練習する子供にとって、最初はとても難しい事なのです。

ただ、長男はストライダーでバランス感覚は何度も転んで身に着けている訳で、あとはペダルを漕ぐ事に集中すればいい状態でした。ストライダーという下積み時代が2年くらいあった事が、ひとこぎ目から自転車に乗る事が出来た秘訣だと思います。

しかし問題もあって、しばらくはブレーキを使うことが出来ず、足で止まろうとする癖がぬけなかった事ですが、これもそのうち慣れて普通に自転車に乗れるようになりました。

なので、ストライダーや類似商品で遊ばせるのは(本人が気に入れば)とても良いことだと思います。

これは仕事をOJTで教える時も使えるメソッドだと思います。作業というものは分解する事が可能です。多くの内容を整理しないまま教えるのではなく、一つ一つに分解して順番を工夫して新人に教えるのが理想的です。

また、部下に3回行ってやらなかったら、要素分解して同じ事をまた3回言うべきという事をよくきいたりしますが、それも同じ事だと思います。

なんでそんな事しなきゃいけないのか、自分は誰も教えてくれなかったと思うかもしれませんが、自分がされて嫌だったことは他人にもしないという気持ちで部下や後輩に接してほしいと思います。

そして、可能性は信じる事、子育ても部下育成も忍耐ですね。