書評
1万人の脳を見た名医が教える すごい左利き――「選ばれた才能」を120%活かす方法作者:加藤 俊徳ダイヤモンド社Amazonさぷさんです。元左利きです。と言いますのも小学校入学直前に右手に矯正されたのですが、母親曰く祖母から右に矯正にするようにと言わ…
[asin:4166612042:detail]さぷさんです。僕の母方の祖父は満州鉄道で車掌をしていたらしく、祖母は75年前の8月9日に長崎の原爆のきのこ雲が当時住んでいた鹿児島から見えたと言っていました。もう祖父も祖母も亡くなってしまいましたが、もう少し戦争の話を…
オダカマサキ ダンボール アートワークス作者:オダカマサキ発売日: 2020/07/17メディア: 大型本さぷさんです。図工は好きなほうでした。新型コロナウイルスの影響で地方に住んでいる家族の元に帰れず、週末暇で暇で仕方ない中で、池袋のジュンク堂書店で平積…
女帝 小池百合子 (文春e-book)作者:石井 妙子発売日: 2020/05/29メディア: Kindle版 「なんでも作ってしまう人だから。自分の都合のいいように。空想なのか、夢なのか。それすら、さっぱりわからない。彼女は白昼夢の中にいて、白昼夢の中を生きている」(本…
「面談のプログラムのなかで、唯一決まっているのが「あなたはハッピーですか?」という最初の質問でした」(本文から) 僕の嫁さんのママ友の一人の方で、ご主人の転勤で引っ越しをされた方がいるのですが、仮にAさんとします。嫁さんとそのAさんはずっとLINE…
「これは科学技術論争だ。感情論ではないんだ。感情論をぶつけあってる限り、安全への道は開けない」(本文より)4月25日は福知山線脱線事故が発生した日であり、今から15年前の大変痛ましい事故です。当時僕は大阪に住んでいたのですが、先頭車両が原型を留…
「喪失は創作活動を刺激するのだ。(中略)喪失に直面した時には行動を、大切な誰かが不在の時には周囲との絆を、そして破壊に直面した時には再起を促すような映画を作り続けることになる」(本文から) いきなり宮崎駿の話ではなくて恐縮ですが、恥ずかしながら…
※リアルなナウシカを書いたつもりが、ナウシカのコスプレをした人になりました。 「宮崎さんが作るならいいものが作れるだろう。それはわかっている。でも、スタッフも会社もガタガタになるんだよ」(本文から)この本を読んで僕の頭に思い浮かんだのは以前上…
みずほ銀行システム統合、苦闘の19年史 史上最大のITプロジェクト「3度目の正直」作者:日経コンピュータ,山端 宏実,岡部 一詩,中田 敦,大和田 尚孝,谷島 宣之日経BPAmazon「東京スカイツリーの建設費7本分」IT業界のサグラダ・ファミリア教会と陰口を叩かれ…
初めてiPhoneの画面が動いているのを見たときの衝撃は今でも覚えています。王様のブランチで谷原章介さんがiPhoneで地図をいろいろ操作していたんですが、見ていて「これはすごい!」ととてもワクワクした感覚が残っています。iPhoneが出てからその形状がほ…
最近歴史好きになったので今更ながら司馬遼太郎の本を読んでいるんですが、関ヶ原(中)で特に印象深いのは、細川ガラシャの非業の最後です。明智光秀の三女である玉子(後の細川ガラシャ)はめちゃくちゃ美人だったそうなんですが、夫の細川忠興が今で言う…
統計学の知見からうまれた言葉で好きなのは「異常値は標準に回帰する」という格言です。どういう事かと言いますと、例えばゴルフ大会をTVで見てる時に、初日に自己ベストでトップに立った選手がいたとします。そうすると解説の人が「この調子を継続して欲し…
「去る者、追い越す」(ローランド様語録より)ローランド様を知ったのは、YouTubeを見てたらなぜかおすすめでHostTVが出て来て、なんだか面白い事言う人だなあと思っていたのが最初です。最近は地上波にも出て、池袋で展覧会もやってて、このように本も出さ…
「自分が信じていることが正しいと思っているのであれば、それは正しい。」(本文から)僕はアメリカ人の知り合いはいないのですが、GAFAはすべてアメリカの企業ですし、アメリカ人はとても合理的なのかなと漠然と思ってました。しかし一方で進化論とかを信…
「書くか書かないか。もはやこれは、テクニックの問題ではなく、自分の人生とどれだけ真剣に向き合うのかという、「生き方」の問題なのです」(本文から)今話題のこの本を一言でいうと前田裕二さんご本人もこの本の中でそのように分析されていますが「狂気…
「カミングアウトすることで、否応なく誠実で透明性を保ち、勇敢に成らざるを得なくなる(中略)もっと高い目標を目指し、クローゼットに閉じこもっていたときよりも、ずっと大きな人間になれるはずだ」(本文から)LGBTの方は一説には人口の5%とか7%と…
僕はメーカーの教育部門で研修の企画運営の仕事をしているのですが、ある日ボスから「うちのOJTの力が弱まっている。OJTに関する研修を検討するように」という指示がありました。研修担当者の尽きない悩みは、経営層から「リーダーシップを発揮出来る社員が…
FACTFULNESS(ファクトフルネス) 10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣作者:ハンス・ロスリング,オーラ・ロスリング,アンナ・ロスリング・ロンランド発売日: 2019/01/11メディア: 単行本弊社の役員会議での発言を聞いていて気が付いたこ…
この本は滝山コミューン1974で有名な原武史先生の本です。一年くらいかけてなんとか読み終わりました。レッドアローとスターハウスというタイトルに惹かれて買ったんですけど、レッドアローもスターハウスも本の中での扱いはかなり少ないというある意味驚き…
みなさん、サブスクリプションしてますか?僕が今実際にサブスクリプションしているのは、日経新聞とDAZNくらいです。広い意味ではアマゾンプライムも入るかもしれません。DAZNは子供がサッカーを好きになり、Jリーグやチャンピオンズリーグを見る為に入った…
本書は部分部分では納得できる記述も多いものの、全体的な整合性があまり感じられないので少し読みにくく、また実際企業の現場で同様の問題を対応している立場として、データの解析手法についてもやもやする所がありまして、今回は残業時間が増えると幸福度…
個人的にも長時間残業で困っており、解決策がなかなか分からない中で、もやもやしている日々です。そんな中でデータを分析して問題の発生原因と対策についてを記載した本という事でとても期待して読んだのですが、読後さらにもやもやしたした気持ちになって…
「従業員が力を持っていることを忘れてはいけない。(中略)彼らの力を認め、時代遅れの方針、手続き、制度を廃止して、力を開放することだ。それさえ行えば、彼らはパワフルになる」僕はNetflixには加入してないんですが、最近TVを買い替えて、リモコンの…
「このかつてない程の規模の人材と金融資本の集中はどこに行き着くのだろうか。四騎士のミッションは何なのか。(中略)彼らの目指すもの、それはつまるところ金儲けなのだ」(本文から)この本はAmazonEchoで音楽を聞きながら、Kindleで読みました。そして…
僕が「信頼」という言葉で最近真っ先に思い浮かぶのは弊社の営業課長のNさんです。仕立てのいいスーツとシャツで小物は全部ヴィトンという、もしかしたらあっち方面の方じゃないかしら?という風貌なのですが、お話を聞いてると半端ない方でした。通常ではあ…
ふろむださんという有名なアルファブロガーの方がいらっしゃるのですが、この本は一言でいうと「自分の能力を過大に評価させ、勘違いさせることで成功できる」といういわゆる自己啓発本になります。この本の評価は二分されていまして、とても参考になる悪魔…
昔はテレビで芸能人に催眠術をかけて体を動けなくするとかいう番組をよく見た気がするのですが、そう言えば最近あまり見ない気がします。でもあれってなんだかやらせなんじゃないかと思ってしまいますし、どうしても眉唾ものというか、胡散臭い印象は拭えま…
以前、会社で特命を受けて社内のパワハラの実態を分析した事がある。人事にまつわるあらゆるデータをかき集め、データセットの作成に3日ほどかけ、統計ツールの解析で1日、レポートの作成に1日、5日間ほどかけてレポートを完成させた。分析をする前まで…
以下ネタバレ有『この事はアクセルを踏めば走る。しかし、決して走らせてはならない。それでもブレーキをかけたままアクセルを踏み続けていなさい』本文から優れた本というのは、複数の読み方が出来ます。「宿命 警視庁長官狙撃事件 捜査第一課元刑事の23年…
今話題のティール組織ですが、ネットで書評を見る限り、この組織の持つ恐ろしさがあまり理解されていないように思います。その恐ろしさとは、自分がティール組織の社員になった場合の恐ろしさです。ティール組織の特徴についてですが、どうも個人の給与明細…