【考察】ティール組織はなぜ全データを社員に公開するのか
ティール組織 ― マネジメントの常識を覆す次世代型組織の出現
- 作者: フレデリック・ラルー,嘉村賢州
- 出版社/メーカー: 英治出版
- 発売日: 2018/01/24
- メディア: Kindle版
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またまたティール組織なんですが、この本はいろいろ考えさせられる事が多くて、後日そういうことか!と思う事が多いんですよね。
で、今回はティール組織はなぜ会社の全データを社員に公開するかなんですが、まず僕が勤めてるのは普通の会社でそこそこ規模が大きくて、また縦割りの組織です。
よくありがちなんですが、自分の組織が有利に物事を進めたいがために、データを全部出さなかったり、嘘ではないけどかなり自分達に都合のいいような資料を出したりするんですよね。
また、役員への報告資料は体裁とか凝りに凝りまくって、上の文とはちょっと矛盾しますがしかるべき情報は定期的に上げます。役員は全社的なデータを把握してるわけですが、情報というのは力の源泉の一つですよね。
と言う事で、部門に情報を握らせておくと実は会社全体で考えるとそういい事ではないんですよね。都合の悪い情報は出さないし、役員に上げる情報も選別して上げるし。
あと役員も役員で、忙しくて優先順位が後回しになるような案件も結構あって、現場の裁量ではもうどうにもならなくて投資が必要でも塩漬けになってるケースはよくあると思います。
なので、全ての情報がオープンになっているという事は決して突拍子も無いことではなく、相当に合理的だと思うんです。
多分、中途半端は一番駄目で、給与明細から何から何までオープンにする事が重要だと思います。なぜなら、ティール組織は上司や部下がおらず、目標管理もしないような組織ですからある意味全員がCEOみたいなものなんですよね。
当然、CEOにはあらゆるデータを見る権限がありますから、そりゃデータは全て開示されていて然るべきですよね。
またティール組織組織について気付きがあれば記事を書きたいと思います