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さぷログ

メーカーの人事部門で働いています。

【書評】サブスクリプション 「顧客の成功」が収益を生む新時代のビジネスモデル

みなさん、サブスクリプションしてますか?僕が今実際にサブスクリプションしているのは、日経新聞DAZNくらいです。広い意味ではアマゾンプライムも入るかもしれません。

DAZNは子供がサッカーを好きになり、Jリーグチャンピオンズリーグを見る為に入ったのですが、そう言えばJリーグが始まった頃は地上波のしかもローカル局Jリーグの中継があったのに、今は有料のしかもネットでしか見れないという時代なので、隔世の感がありますね。

さて、最近はラーメン店で月8600円で食べ放題とか、美容院でも月16000円でシャンプーの定額サービスがあるというくらいにサブスクリプションのサービスがいろいろ注目され始めましたが、この本は2部構成で、第一部でサブスクリプション・エコノミーの到来と言う事で、上で挙げたDAZNも含めて様々な会社の事例が出てきます。

また、第二部ではサブスクリプション・モデルで成功を掴むということで、会計の考え方と組織のあり方について、実際導入するとしたらどのようにすべきかということが書かれており、読後感としては、2冊本を読んだような印象でした。

この本は2018年6月に本国で出版されたばかりなので、翻訳のタイムラグはあまりないのですが、サブスクリプションモデルはビジネス雑誌やTVでも最近よく取り上げられているので、内容に既視感が少々ありました。

印象に残った点は、サブスクリプションモデルは常に顧客を中心に回っているいう部分で、ああなるほどなと思いました。確かに定期購読や定期サービスに入ろうと思ってもらい、一旦入ってもらったら継続してもらい、上位のサービスや別のサービスも注目してもらって、契約してもらえる様に努力するわけですからね。

第一章の事例も当たり前ですが、アメリカの事例が多くて、これを知ってたらきっと面白いんだろうなと思いながら読んでましたが、正直に言いますと何が何でも読んでほしいという本ではなかったですが、サブスクリプションモデルに興味がある方はどうぞという感じですね。