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さぷログ

メーカーの人事部門で働いています。

「出没!アド街ック天国(5/9日放送)」を見て思ったこと

テレ東の「アド街」は好きなのでよく見るのですが、5/9の放送を見てちょっと考える所があったので、それについて書いてみたいと思います。

5/9の放送は手塚治虫石ノ森章太郎、藤子・A・不二雄、藤子・F・不二雄赤塚不二夫などが創作活動と寝食を共にしていた伝説のトキワ荘があった椎名町についての回だったのですが、内容もさることながら、放送の形態が考えさせられるものでした。

新型コロナウイルスによる緊急事態宣言以前は、スタジオに多くの芸能人が集まり、VTRとスタジオでのトークが交互に流れる形式でした。

しかし、5/9日の放送ではおそらく自宅などから出演したのは司会の井ノ原快彦さんとテレ東アナの須黒清華さん、そして「まんが道」が好きで、椎名町に何回か訪れた事があるというビビる大木さんのたった3名でした。

元々「アド街」はVTRが中心で、その内容についてスタジオでいろいろトークするという流れの中で、VTRのクオリティーが高く、そちらがメインではあった訳です。

ですが、結論から言うとほぼ違和感なく見る事が出来まして、またゲストがビビる大木さんだけだった訳ですが、トキワ荘椎名町について詳しくて、しかもそれを面白く話されていたので、特に見ていて満足度は下がらなかった訳です。

そうすると、番組レギュラーだった、山田五郎さん、峰竜太さん、薬丸裕英さんはいったいなんだったのだろうかという事になるのですが、僕も在宅勤務で会社とは最低限のやりとりしかしてない中で特に問題なく回っているので、「あれ、自分が不要不急かしら?」という想像したくない疑念が生じる訳ですが、もしかしたら似たお気持ちなのかもしれません。必要とされないって辛いですよね。

要するに、今までの「アド街」はスタジオに芸能人を集めて、収録してというプロセスがあったと思うのですが、これをせず、かつ3人のリモート出演のみで試聴率がほぼ同じだとしたら、僕が経営層だったら「今後もこのままの形態でいいんじゃないの?」と言ってしまいそうです。

コストを抑えてアウトプットの成果が同じだったら、スタジオでゲストをたくさん呼んで収録するという積極的な理由がなくなってしまう気がするんですよね。それが図らずも明らかになってしまったかもしれません。

ただし、トーク自体を売りにする番組などはリモートにはあまり向いてないように思います。

あくまでVTRがメインで、スタジオのトークが補完というものは、これから形態が変わっていくかもしれません。例えば「がっちりマンデー」とか。

そして、リモートでの出演がメインになるとした場合、スタジオでのトークとは異なり、一人である程度長めの尺を話さないといけないと言う事になりますから、そういう事が得意な芸能人やお笑い芸人が今後はより重宝されるのではないかと思います。

また、全然別の番組のインタビューで、ラグビー日本代表の元ヘッドコーチだった、エディ・ジョーンズさんが「これからのスポーツは、選手もコーチも人員を大きく減らされる可能性がある。ユーティリティプレーヤーがより求められるのではないか」と仰っていました。

確かに人員が削られたら、一人何役かこなさなければならない中で、ユーティリティプレーヤーはより必要とされるのではないかと思います。

ビジネスパーソンにおいては、 自分の職責を全うする事が一番大事ですが、ITや英語なども他人の助けを借りずともだいたい独力で解決出来、スケジュールやタスク管理がしっかり出来る人材がより評価されるかもしれません。

アフターコロナにおいての仕事の進め方と求められる人材像は少し変わってくるのではないでしょうか。