リーガル部門の闇
さぷさんです。持っている資格は普通自動車免許です。
さて、リーガル部門というのは本社機能の中でも特に優秀な人達の集まりで、弊社でも確か半分くらいが弁護士資格を持っていたような気がします。
僕もたまに契約書関係やその他法務案件で打合せをお願いするのですが、彼らの物事への理解力の高さにはいつも助けられます。
訴訟リスクについて必要以上に用心し過ぎな気もしないでもないですが、いざ訴訟になった時の最後の番人になる訳であってポジション的にはそれはそうだよなあと思っています。
それと、言葉遣いとか、服装とか、そんなちょっとした端々に育ちの良さといいますか、「あ、お金惜しみなく投入されている人生ですな」と思います。
そんなエリート集団のリーガル部門ですが、何回か彼らと飲みに行く中で独特な闇があるのではないかと思ったのでその事について書いてみます。
比較的若手のスタッフと飲んでいたのですが、どうもいじめというか、マウンティングのやり合いのようなものが日常的にあるようでした。
グループチャットをしていたら、上司が突然割り込んできてマウント取られたとか、なかなか生々しい話を聞くことが出来ました。
そして数ヶ月後にそのスタッフは辞めて転職してしまったのですが、優秀だっただけに残念でした。
これは弊社のメンバーがたまたまそういう性格の人がいるのか、リーガル部門全体の傾向なのかは分かりませんが、おそらくこういう事はあり得るのではないかと思っています。
弁護士資格のホルダーで企業法務の職につくようなタイプの人は、おそらく小学校の頃から学級委員を務め、先生からも覚えめでたく、エリート街道を爆走してきたような人達が多いのではないかと思います。
クラスで一番だった人達のみの集団が出来上がるとどうなってしまうのか、おそらくトップを取るための壮絶なマウンティングの応酬です。
しかも彼らは頭がいいので分かりやすいマウンティングはせず、グレーなやり方で相手を追い詰めるのではないかと思います。
一人ひとりと話すと基本的にはいい人達なんですが、今までの生き方がそのようになっているので、生存本能として無意識にやってしまうのだと思います。
特にターゲットになりがちなのが、自分を超える可能性がある優秀な若手社員だと思います。
なので、結構彼らは部内に対して悩みを持っており、相談を受ける事の多い部内の事務職の女性がヤバめの情報を全て握っているという結構なカオス状況が出現したりします。
また、企業法務はどの会社でも仕事の手順に変わりはあまりないですし、1案件を最初から最後まで担当する事になりますから、スキルも身に付きやすく、転職も容易だったりします。
どんな部門であったとしても悩みは尽きないものだと思っています。