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さぷログ

メーカーの人事部門で働いています。

離婚とお笑いコンビの不仲の共通点

さぷさんです。離婚しかけた事があります。

世の中の夫婦の3組に1組は離婚すると言われていますが、2018年は59万組の結婚に対して、20万7000組の離婚があったそうです。

夫婦関係は当事者にしか分からないことがあると思いますが、ここ迄多いと何か共通の理由があるのではないかと思ってしまいます。

お笑い芸人のコンビが不仲という話も真偽は不明ながらよく聞くような気がします。かなり昔ににダウンタウンのドキュメンタリーを見たことがあるのですが、収録開始前まで一切話さずに本番迎えている事にかなりびっくりした事があります。(今は分かりませんが、昔は不仲だったかもしれませんね)

また、最近だと金スマ南海キャンディーズ山里亮太しずちゃんの不仲時のエピソードが話題になっていました。

お笑いはコンビの不仲はよく聞く気がするのですが、トリオの不仲はあまり聞かない気もするので、そもそもお笑いトリオはダチョウ倶楽部とか東京03とか我が家とか、そんなに多くはないというのもあるかもしれませんが、3人いたらもしかしたらバランスが取れるのかもしれません。

話はちょっと変わりますが、産まれたばかりの赤ちゃんはまだ自分と他人が別であると言うことが認識出来ていないというのを以前何かの本で読んだことがあります。

お腹が空いたり、おむつを替えて欲しいという不快感は全宇宙的な不快感である訳です。自分と他者が未分化であり渾然一体となった状態から、徐々に他者を認識する成長プロセスを辿るのだと思います。

話はさらに逸れますが、前の職場の後輩で誠実さゼロと言いますか、他者配慮が一切なく、他部門とはトラブルを起こしてばっかりの困った社員がいたのですが、ある時「自分で服を買ったことがない」と言っているのを聞いてピンときました。

おそらく、母親がかなり甘やかしてきた典型的なマザコンで、自分と他者の分化が30歳を超えた今でもまだ出来ていないのではないかと考えると全ての辻褄が合いました。

他者尊重が出来ないと言うことは、他者を他者として認識する事が出来ず、自己の認識との延長線上に他者を捉えてしまっているのです。

つまり、自分が不快であればストレートに外に表現する事が基本動作であり続けていると言う事ですから、母親の胎内からやり直して頂きたいと思いました。

さて、離婚の話でした。

僕も結婚してかれこれ10年以上経つ訳ですが、なんとなく感覚的なものは共有出来ているんじゃないかとつい思いがちですが、一方で夫婦とは一番身近な他人でもある訳です。

それぞれ別な人生を歩んできて、デートを重ねて結婚して、同じ屋根の下で住んでいるわけですが、相手をどこまで知っているのか、相手が今何を考えてるのか、身近すぎて相当見落としているのではないかと思います。

僕がどれだけ今の配偶者の気持ちを理解していると言われたら自信はないですし、それは妻も僕に対して一緒ではないかと思います。

やはりシンプルに会話をするしかないと思います。率直に。一番身近でいちばん理解出来ていないのが配偶者だと思います。

それなのに私達はなぜかなんとなく同じ感覚を共有しているのではないかと幻想に囚われ、自分の感情を配偶者以外の他人には決して伝えないようなやり方や言い方をついしてしまうのです。

つまり、配偶者の前での私は悪い意味で赤ちゃん返りしており、前の職場の同僚と同じような事を配偶者にしてしまっているという事です。

お笑いコンビもおそらく似たような側面があるのではないかと思います。

下積み時代に長い時間をかけてネタの打ち合わせや練習で共に過ごし、一番身近な他人として苦労してきた中で、相方を他者として認識出来なくなってしまってるのではないかと思います。

もちろんコンビの片方が人気が出たりするなどもあると思います。

「自分以外は全て他者である」という私達が成長する中で学んできた事をあらためて配偶者にも当てはめる事が大切だと思います。愛を誓って結婚した一番大切な他者なのですから。