Search Console

さぷログ

メーカーの人事部門で働いています。

SNSをやめて1ヶ月後の感想

さぷさんです。健康診断で体重は変わってないのに腹囲が増えてました。これは一体どういう事でしょうか。

さて、Twitterをやめて1ヶ月くらいになるのですが、その事について書いてみたいと思います。

Twitterの日本でのユーザーアカウント数は2018年に4500万人だったようですが、これ以降にユーザーアカウント数は公表されていないようです。

仮に今も4500万アカウントだとすると、WOWすごい!となってしまいそうですが、少し冷静に考える必要があります。

まず企業アカウントが1割程あるとした場合、個人は4050万アカウントになります。また、一人で複数アカウントを持っていたりしますから、平均して2アカウント持ってたとすると2025万アカウントとなります。さらにアクティブユーザー数を少し多めに7割だとすると、個人のアクティブユーザー数はざっと約1400万アカウントになります。

これはかなり多めの推測ですから、これよりは少ないと思うのですが、大体日本人の10人に1人くらいがTwitterのアクティブユーザーの実態なのではないかと思います。

Twitterばかりをやっていると、その世界が全てのように感じてしまうのですが、あくまで1/10の世界です。

以前にネット界隈の有名人の話を知人にしたときに、よくわからないという反応だったので、一般的にはその程度のものとして見るのが冷静な理解だと思います。

また、よく「Twitter世界トレンド1位!」みたいに持ち上げられる事がありますが、当然日本語での投稿数でしょうから、正確には「全世界において、日本人がある時間帯に同じワードを投稿した件数が一番多かった」と言うべきです。

どういうことかと言うと、日本人は特定の話題で盛り上がる傾向があるというだけで、肯定的か否定的かの内容はともかく、集団として同一の内容に興味を持ちやすい民族という事なのだと思います。

ですので個人的には「Twitter世界トレンド1位!」と言って喜んでいる意味がさっぱりわからず、ある特定のネタに飛びついてはしゃぐという民族的傾向は、古く尊皇攘夷運動や日比谷焼き討ち事件等の下地になる心理傾向の連続性が今にも引き継がれているという事になるでしょうから、個人的には恐怖しています。日本人は根底では何も変わっていません。

また、僕がTwitterをやめる理由だった一つとして、「#〇〇に反対します」というようなハッシュタグがトレンド入りするようになり、不穏な空気で支配されるようになってきたのという事がありました。

人間はパンと寝床が確保されていればなんだかんだ言ってデモや暴動は発生しずらいと思っていますが、今般のコロナ禍で衣食住が困難になる場合やその恐れがある人が増えてきました。

社会不安が増大すると人は攻撃的になりがちです。ライブドアニュースで知ったのですが、最近だとAmazonプライム解約運動というのがあるという事でした。

CMに三浦瑠麗氏を起用した事が理由であるようなのですが、三浦氏の過去の言動がトリガーだとしても、Amazonはコロナ禍でも稼いでいる企業であり、倉庫での労働環境の悪さなどが報じられる事もありますから、搾取側への潜在的な反発心が表に出て炎上したのではないかと思っています。

貧すれば鈍する、衣食足りて礼節を知ると言いますが、潜在的な不満や不満が常にくすぶっている場となったTwitterでは、以前では燃焼物にならなかったものでも容易に燃え上がるような非常に揮発性高い空間が形成されてしまっていると思います。腐海の瘴気が濃く漂っていると言い換えてもいいかもしれません。

最近、ナチスドイツの本を読んだのですが、ヒトラードイツ国内の社会的な不安を全てユダヤ人が悪であるとして、最優秀人種である所のアーリア人の為の入植地を作るということでポーランド最も多くユダヤ人を殺戮しました。

社会不安が生じた際に敵を作り、そこに意識を向けさせると言う役割は今の所は安倍政権になっているので、ある意味まだましかなと思いますが、つい75年前までは「満蒙は日本の生命線」が昭和初期から終戦に至るまで日本の国是となっていた状況もあった訳で、歴史は繰り返さないが韻を踏むと言いますから、予断は許さないと思います。

話がかなりずれました。つまり、不満のはけ口になりやすいTwitterは、有益な情報や速報性はあるものの、僕にとっては有害な内容によって心を蝕まれるデメリットの方が問題でした。

これは社会問題から目をそらしたい訳ではなく、当人ですら思考や感情をコントロール出来ていないツイートやフェイクは見たくないと言うことです。

アカウントごと削除してTwitterを見なくなった事で、精神的には健康を取り戻したような気がするので、個人的にはとてもよかったと思いますし、今後もTwitterを再開するつもりはないです。

〈補足〉
フリーランスの方などはアピールする必要がありますし、有名人の猛烈なファンでフォローしたいという場合はとても有効だと思うで、あくまで個人の感想です。