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さぷログ

メーカーの人事部門で働いています。

マーケティングにあまり興味がなくなった理由

さぷさんです。マーケティング業界の片隅の片隅にいた事があります。

学生の頃はマーケティングという言葉になんとなく憧れを抱いていたものですが、さっぱり興味がなくなったのでその事について書いてみます。

マーケティングとはとどのつまり「売らんかな」です。法律に違反しないようにだけ気を付けて、売れたらいい訳です。

ある商品なりサービスがあったとして、認知してくれないと売れないのは当然ではありますが、前提としての商品やサービスそのものが持つ魅力ってとても大切だと思うんですよね。

あと最近はESG経営とか言われてますけど、その商品なりサービスが持っている社会的な使命がより重要とされていると思います。

どういう思いでその商品やサービスを世に出して、その使命を果たそうとしているのかということにお客さんも社員も株主や地域社会といったステークホルダーもより注目するようになってきました。

それを目的とした時に「売らんかな」というのは手段ですから、売れないと話にならないのできれい事かもしれませんが、例えばプロダクトローンチとかの「売らんかな」の手段ってあまり好きになれないんですよね。

クオリティは問わず、話題になってる内容を即時リリースするのが得意な幻○舎のビジネススタイルとかも個人的にはちょっと購入は控えますね。何回か見事に引っかかったのですが、もう買わないと思います。

ただ、マーケティングの本で一つ印象に残っている本がありまして、「お酒は興奮剤か鎮静剤か」という問から始まって、最初は興奮するかもしれないが、あとから鎮静化する。みたいな事が書いてありました。

どのようにマーケティングと繋がるかと言いますと、販売奨励金を出して一時的に売上を増やしたとして、需要の先食いをしているだけだから、販売奨励金をやめるか、そうでなくてもある時期が来たらがくんと落ち込むみたいな事が書いてありました。

古い話ですが、リーマンショック後の需要喚起策であったエコポイントは、地デジへの以降もあって最初は盛り上がりましたが、今は需要を先食いしただけだという評価のようです。

そういう意味で旅行は何回でも行きたいものですから、GoToキャンペーンは少し違った評価になるかもしれません。

と言うことで僕の好きな格言である「異常値は平均に回帰する」というコトバと似ていて好きな例えなんですが、この本がなんというタイトルの本だったのか思い出せないんですよね。

マーケティングに興味はなくなりましたが、この本だけはもう一度読んでみたいと思っています。(所要時間25分)