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さぷログ

メーカーの人事部門で働いています。

ブレイクしなくてもいいと思う理由

さぷさんです。今から書くことは負け惜しみです。

僕は以前別のブログを書いていて、今は放置しているのですが、確か約5年間で9万アクセスくらいだったので、そこそこがんばっていたと思います。

忙しくなって更新が疎かになって、ついには放置した訳なんですが、最盛期はそれなりにアクセスがありました。

この前そのブログを見に行ったらまだしっかり残っていて、かれこれ10年近く放置している年代ものなワケですけど、当時ブックマークさせて頂いた他のブログ様も拝見してみたところ、軒並み荒野(失礼)みたいになっていました。

一時期は充実していたエントリーが徐々に更新頻度が減っていき、凝っていて素敵な写真が多かったのに、最後となってしまったエントリーは当時の画素数の低いスマホガラケーのカメラのぶれぶれの写真という世の無常感とそれがデジタルデータで一切劣化せずにインターネットの海に残ってしまうというせつなさが秒速5センチメートルでした。どれほどの速さでクリックすれば、君を忘れられられるのでしょうか。

さて、僕は炎上したことはなかったんですけど、アクセス数が増えると変な人が増えてきたという経験はあります。

明らかに文章読解力がない人や、粘着的な人が増えてしまってエントリー更新後のコメントにびくびくしていた記憶があります。

また、マウントを取ってくる人もいる訳なんですが、そういう人は自分の方が優れているという事を言いたいだけなので議論が成り立たないと言いますか、そもそも議論する気もないというのが分かったので、コメントは承認制にしていました。

そんな訳でブログやSNSで注目されるとノイズが増えるのは常ですが、以前有吉弘行がこんな事を言っていたのを覚えています。

「ブレイクするって、バカに見つかるって事なんだよね」

なかなか強烈な言葉ですが、ある人物を見つけ出す為のコストが何らかの理由で高いとすると、わざわざその人にアクセスした人は偶然か、はたまた苦労してその人のコンテンツにたどり着いた訳で、リテラシーは高めという事は言えるのではないかと思います。(その結果いいものにたどり着く場合と、やはりごみの場合はそれぞれあって、後者の確率は高いわけですが)

しかし、ブレイクした場合はアクセシビリティが高くなりますから、容易にその人に辿り着く人が増える中で、自分の有意性を誇示したかったり、善意なんでしょうけど予想外の方向から理解に苦しむアドバイスを頂いたりする事が増えるのだと思います。

ですので完全に負け惜しみですけど、生計を立ててる訳じゃない完全な趣味のとしてのブログは、ブレイクしない方がいいと思うんですよね。

僕のブログは1日10アクセスくらいなので、見に来て頂くありがたい人がいらっしゃいますし、炎上もしないという事でとてもちょうどいい感じなんですよね。

これがTwitterなんかだと、時間をかけて気合を入れたツイートをしたらたまにバズる事があって、僕はアカウントごと削除したのでもう残ってないのですが、一番いいねがついたのは400いいねくらいだった記憶があります。(普段はヒトケタの前半かゼロでしたが)

この、Twitterという円形格闘技上でフォロワー、いいね、RTが可視化され、常に多くのユーザーが数を求めてTweetしまくるという舞台に参加する事に疲れて引退した訳ですが、文章を書くこと自体は好きなので、ブログをほそぼそと続けている訳です。

あと全然関係ないですけど、ブログでアクセス数上げるためには取り敢えず100記事書けみたいな意識高い系のインフルエンサーの言説を見たりしますが、量で質を上げることに異論はないのですが、面白くない記事を100個書いても面白くない記事が100個残るだけですから、この分野なら多分自分が1番よく知ってるというネタを投入したり、面白いと思っていたりすることを書くのがとても大切だと思います。

また、時事ネタを誰よりも早くアップするという幻○舎商法もアクセス稼ぎという意味では有効ですが、やっていて疲れますし、好きなことを書くのが1番だと思いますね。

ですので、話を戻しますとブレイクしてないのにブレイクしなくていいと言うのはかっこ悪いですが、ブレイクしなくていいなと思っているのは本当です。