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さぷログ

メーカーの人事部門で働いています。

僕と萌え絵とポジショニング

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さぷさんです。この絵はウマ娘メジロマックイーン様ですが、スタート前のゾーンにはいってる感じを表現しようとしたら、スタート前なのにスキルが発動しているみたいになってしまいました。日々精進ですね。

さて、僕が萌え絵を描くようになったのは1年くらい前からなのですが、他の萌え絵師様のイラストを参考にしながら描いている中で、先輩方は本当に変態的に上手すぎて逆に参考にならないような圧倒的な力の差を感じます。

例えば僕は線画を黒で書いて、この黒の線画は完成したイラストにもそのまま残していますが、超絶技巧絵師は線画の色も例えば髪の色や服の色にしていたりします。

自分が少し上達したような気がして、超絶技巧絵師の萌え絵と比べると逆に今まで気づかなかったテクニックや構成の上手さを発見し、近づいたと思ったら逆に遠くなると言いますか、そもそも距離がもっと離れていたのだなと絶望的な気持ちにもなったりします。

そんな変態的技巧絵師達が集うTwitterは、イラストのバトルロワイヤル状態になっている訳です。

「#私の絵柄が性癖に刺さる人に届いてほしい」でしたりとか、「#私の絵が好きそうなフォロワーさんにRTして届けておくれ絵」みたいな自己承認欲求全開のハッシュタグ絵師から、「#絵描きさんと繋がりたい」というおそらく初心者〜中級者の方でしたり、そして極めつけはハッシュタグはおろか文字を入れずにイラストのみをアップして数万ファボを獲得する神絵師が入り乱れている中で、イラストをアップするといいねとリツイートでなんとなくの自分のランクがついてしまう訳です。

人間の性として、人に認められたいという気持ちはどうしようもなく存在する訳ですが、自分でコントロール出来ない事にこだわり過ぎるのは良くありません。

僕もTwitterをやっていた時は渾身のおもしろツイート(のはず)が、ノーファボノーリツがデフォルトでしたから、自分でいいねを押していました。アカウントを削除してSNSの世界から足を洗って本当によかったと思っています。SNSがない世界線というのは主観的には存在します。

そんな訳で、僕はマイブログにメジロマックイーン様のイラストをアップしたのですが、テキストが主体のブログで自分で書いた萌え絵をアップするようなブロガーはあまりいないでしょうから、イラストを書いてそれに関連のあるエントリを書くというのはわりとオリジナリティがあるような気もします。

ただ、この絵は下絵は別のものから流用したのですが、それでも9時間かかったので、流石に毎回出来るものではないですが。

個人的にはTwitterinstagramといった、自己承認欲求と他者への嫉妬の感情に苛まれやすいツールはちょっと苦手になってしまい、それでも一応世の中に自分のイラストを出しておきたいという気持ちを解決する手段としてブログでアップするのがちょうどよいなと思っています。萌え絵師というカテゴリだとしんどいですが、ブロガーが絵を描くという立ち位置だと競合する人が(知る限り)一人もいないので、気持ちが楽なんですよね。

そんな訳で戦略的に自分のポジションを変えるというのは大切だと思っています。

僕はもともとシステム会社でプログラマーやSEをやっていたのですが、今は流れに流れてメーカーで人事系の仕事をしているのですが、システムの知識があるという事で(本当は大した事がないのですが)ありがたいことに一目置かれているポジショニングにいたりします。

ただ、萌え絵を書くブロガーも、システム知識がある人事系も、ポジショニングがたまたま上手くいっているだけで、自分の真の実力は大したことがないと冷静に自分を評価することも大切だと思います。言い方を変えると井の中の蛙状態な訳ですからね。