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さぷ日記、主に本の書評

メーカーの人事部門で人材育成関係の仕事をしてます。仕事がら組織とか戦略とかの本の書評が多めです

みかんが食えない

みかんが食べられません。アレルギーとかでは無く。

理由を考えてみたのですが、僕が幼稚園の頃から小学校時代くらいまで、ばーちゃんから定期的にいろいろな物が送られて来ていました。

毎回ばーちゃんから中くらいのサイズのダンボール箱がビニール紐でしっかり括られて届くのです。

いつもパンパンにモノを詰めて送ってくれるのですが、箱の中の8割がみかん。残り2割はお菓子とかおばあちゃん特製の漬物とかだった気がします。

そのみかんなのですが、ばーちゃんはみかん山を持っていて、もう売り物を作るのはやめてしまったけど、みかん自体は毎年出来る訳でそれをダンボールに詰めて送ってくれていたんです。

よくスーパーや青果屋で売っているみかん。あれを普通だと思ったらいけません。彼らは手間暇かけて育てられ、市場に出る事を認められられた一握りのスーパースターのようなものです。下草刈りとか、枝打ちとか肥料とかをしっかりして育てないとあのようなスーパースター達は育たないのです。

ではそのような事をしていないみかんはどのような味がするのか、まず皮が分厚くて固いです。そして種がいっぱい入っております。味はめちゃくちゃ酸っぱいです。

我が家はそういう事から幼少の頃はみかんを買うことはなく、僕はばーちゃんちから送られてくるみかんがみかんだと思っていました。母親から「みかん食べなさい」と言われると、出来るだけ小さいものを選んで、皮を向いて食べていた事を思い出します。我ながら神経質な幼少期です。

また、ばーちゃんはダンボールにパンパン詰めて送ってくるものだから、下の方とかよく潰れてしまっていたりして、銅が酸化して緑青色したようにカビたみかんさんがたまに出てきたりして、うええと思いながら捨てたりしてました。今でもあの鮮やかな緑青色を思い出すことが出来ます。

そんなばーちゃんも山に行く元気がなくなり、いつの頃からみかんは送ってこなくなりました。正直ほっとした事を覚えています。

ただ、今になって思うとあんな重いものを自転車で山から運んで、いっぱい食べてもらいたいのでパンパンに詰めて送ってくれてたんだなあと思います。

ありがとうばーちゃん。今でもみかんは食べられないけど。