【書評】Satellite ジョナス・ベンディクセン
本棚にあったこの本を久しぶり出して見ていたんですが、そういえば最近はジョナス・ベンディクセンの名前はあまり聞かなくなった気がします。
このSatelliteという写真集のこの写真で一躍スターに躍り出たジョナスさんですが、日本でも一時期話題になったと思います。マグナムのメンバーですし。
この写真はザ・スペースシップ・ジャンクヤードという作品の中のひとつなんですが、カザフスタン共和国のバイコヌール宇宙基地は安くロケットを打ちあげられるらしくて、大量にロケットが発射されているそうなのですが、燃え尽きたロケットの部品が草原に落下するそうです。
ロケットは有毒な物質も多く含んでいるようで、土地が汚染されているそうなのですが、一方でロケットは貴重な金属を使っているので落ちた部品を売って生計を立ててる現地の人もいるそうで状況は複雑です。
写真集の名前題名であるSatelliteは、衛生のサテライトと、旧ソ連の衛生国家で撮った写真で構成されているので、2つの意味を含んでいるタイトルだったりします。
どうも絶版のようなのでAmazonではプレミアがついた価格になってました。
懐かしくなって記事を書いてみました。最新の写真集が発売されたら、また書評を書いてみたいですね。
追記
この前アマゾンで中古価格調べたら2万円くらいになっていてびっくりしました。大切にしたいと思います。