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さぷログ

メーカーの人事部門で働いています。

会社の弱体化

さぷさんです。この前、キーボードに「た」と打ち込んだら、予測変換が「大変申し訳ございません」でした。僕はどれだけ謝っているのでしょうか。

さて、僕はメーカーのコーポレート部門でノンエッセンシャルワークと言いますか、ブルシットジョブに勤しんでいたりするのですが、出社が増えた昨今、ありがたいことに以前一緒に仕事をしたことがある後輩が訪ねてきてくれることがあります。

当たり障りのない話をちょっとしたあとに、「いまじつはヤバい状況の仕事がありまして」とか、その後輩の仕事というよりも、部全体としてどうなのそれは?というような話を立て続けに聞きました。

まあ、会社で仕事をしているとそんなものかもしれないですが、10年くらい前の業務上のヤバさと今のヤバさは質的なものが変わってきたかもしれないと思ったのでそのことについて書いてみようと思います。

たかだか10年ほど前までは、大企業にとっては残業代の未払いは言語道断でしたが、残業時間は三六協定上限まで働くような状況にあったと思います。

22時頃になるとさすが帰らねば思うのですが、そのときにはまだ僕の他にも数人残業している社員がいたように思います。

翻って今は、19時を過ぎたら僕一人しかいないというような日もあったりなんかしまして、確実に年間の総労働時間は減少しているように思います。

一方で管理部門の仕事なんてそうそう変わらないですし、劇的に減ることもないことを考えると、効率化したのか、質よりスピードを取っているのか、またはその両方なのかと思うのですが、いまいちピンとくるような労働時間の短縮の要因が思い浮かびません。

一つの気になるのが、10年ほど前までは僕が若かったからそう思うのかもしれませんが、会社の全体的な雰囲気として、部長が睨みを効かせ、課長が縦横無尽に動き、スタッフはそれについていくというというような昭和的トリコロール構造があったような気がするのですが、今のイメージは、スタッフは早めに帰り、課長がスタッフの仕事をして、部長が課長化しているような気がします。

つまり、睨みをきかす役割がいなくなってしまったので、あるプロジェクトで必要な視点がごっそり抜けていたり、ルーチン業務のはずなのに進捗が致命的に遅れていてどうキャッチアップするの?みたいな状態が発生しているような気がしています。

昔からそんなもんで、立場が当時よりは少し上がったので見えている景色がやや違うというだけならいいんですけど、なんかちょっと心配なんですよね。