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さぷログ

メーカーの人事部門で働いています。

みかんのリスク管理はすごいよねって話と戊辰戦争

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さぷさんです。我が家にはネザーランドドワーフのもこちゃん♀おわしますわけですが、血統書付きの箱入り娘のエサ代が正直ちょっとかかる中で、試しにくず野菜を乾燥させたものを食べさせてみたところ、もこさまはかなりお気に入りのご様子だったので、定期的にバルコニーでドライベジタブルを作っています。

気温にもよりますが、だいたい3日くらいでいい感じに乾燥するような塩梅です。やはり人参が好きですね。

そんな中である日親戚から大量の酸っぱめの柑橘類を貰いまして、家族がほとんど食べない中で、「そうだ、ドライフルーツにしてみよう」と思い立ち、皮を全部剥いて同じ要領で乾燥させたところ、一週間くらい経過してもまだ全然ドライフルーツになりませんでした。

あらためて考えますと、柑橘類は相当に乾燥に強い構造になっているなと思った次第なのですが、まずいちばん外側の皮に守られている上に、さらに房があって、その中に果肉がある作りになっている訳です。

果物は種を守り、無事に発芽させる使命があると思うのですが、リスク管理の視点から見ますと、植物にとって一番恐ろしいのは乾燥です。

つまり、乾燥に対抗するための防御策として、外皮、房、つぶつぶという3つの関門によって乾燥の脅威から種を守っているということがいえると思います。

さらに、房も複数あるわけですから、いくつかが破れて乾燥したとしてものこりの房が生き残ればいいわけです。

さらにふさの中にあるつぶつぶ(正確には砂じょうというらしいですが)の数はかなりの多さですから、乾燥から実を守るという意味では相当に工夫された形態であるのではないかと我が家の狭いバルコニーでしみじみと感動しておりました。まさかみかんにリスク管理の真髄を学ぶとは思わなかったです。多層防御ですね。

そんな中でふと疑問に思ったのが温州みかんです。

温州みかんは当然種がないわけでして、守るべき主のいない城のような状態で人間に食べられることをよしとするのは、武士として一体どういう了見なんだろうと思いました。いや、武士ではないんですが。

ググッてみたところ、温州みかんは受粉無しで果物ができる特性(単為結果性)を持っていて、花粉の受粉能力が低いから種無しみかんができるということなのですが、そんな人間に都合のよい生き方でいいのかとついツッコミを入れたくなる気がしなくもありません。お主は何のための3層構造なんだよと。

で、話は急に変わるんですが、僕の中で戊辰戦争もよく分からなくなってまして、徳川慶喜はさっさと大政奉還してしまった中で、守るべき殿様がいなくなってしまったにも関わらずに戦い続ける意味がいまいち理解できていないんですよね。

ウィキペディアを見ますと、函館戦争は「封禄から離れた旧幕臣の救済」を目的とする「士族反乱の先駆的形態」だそうですが、相手が新政府軍というのはどう考えても分が悪すぎます。

幕末史はあまり詳しくないので、榎本武揚土方歳三の小説でも読んでみようかと思います。みかんを食べながら。