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さぷログ

メーカーの人事部門で働いています。

邪悪について

さぷさんです。ある人からは「ドMだよね?」と言われ、また別な人からは「ドSだよね?」と言われまして、本人はすみっコぐらし希望のただのビビリのつもりなんですが、自分がよくわかりません。

さて、今手元に本がないので詳細は失念したのですが、デール・カーネギーの本に書いてあったエピソードで、ある連続殺人犯がいて、当然連続殺人犯ですから人を殺めまくってしまっていた訳ですが、その連続殺人犯は捕まった時に反省を口にすることなく、自分は被害者であると語って周囲をあ然とさせたそうです。

誰から見ても極悪人であるにも関わらず、本人は被害者であるとの認識を抱いているのかと絶句しますが、デール・カーネギーは相手の考え方や感情が自分と一致しているなどと思わない方がよいという例でやや極端とも言える例を出したのだと記憶しています。

僕が過去接してしまった人の中にもすぐヒステリックになって、かつ空気を吸うように嘘をつく人がいまして、本当に難儀したことがあるのですが、いろいろ情報を集めてみると以下の様な事があった様でした。

その人(Aさんとします)は、Aさんの両親と上手くいっておらず、絶縁状態のようでした。

母親か父親のどちらかは分かりませんが、性格的に難があったのか、実の親子であるにも関わらず、相当に理不尽な対応をされていたようでした。

ここからは推測なんですが、多分ヒステリックになってすぐキレるのは自分の身を守る行動として身についてしまったもので、嘘をすぐつくのも、両親の理不尽な言動によって嘘をつかざるを得なかったのか、もしかすると風邪をひいたとか嘘をついた時にたまたま優しくしてもらえたとか、そういった経験があったのかもしれません。

推測が入っているのでもしかしたら間違っているかもしれないのですが、ヒステリックになるのも嘘をつくもの幼少の頃から生きるために身に着けてきた術であったとしたら本人も周囲の人にもとても不幸な事です。

ただ、ヒステリックになるな、嘘をつくなと言うのは簡単ですが、Aさんの生き方そのものな訳ですから、なかなか治せるものではないと思います。

また、邪悪とは少し違うのですが、僕の従兄弟で3浪して東京大学に入学した人(Bさんとします)がいます。

Bさんの父親(僕の伯父)は、東京大学に行くことが出来る程の秀才だったようなのですが、いろいろ事情があって、地元の国立大学に進学したそうです。

Bさんは父親の期待を背負って3浪して東京大学に入学した訳ですが、自分の人生を生きていなかったのだと思います。何年か留年してなんとか卒業したものの、最初に入社した大企業をすぐに退職して、その後もあまり職が長続きしないようです。

おそらく、会社とは命令を下してくる父親と相似形を為す存在として、反抗してしまうのだと思います。最近は全然連絡していないのですが、今どうしているのでしょうか。

最後に、元上司のCさんなんですが、パワハラで有名で僕もだいぶやられました。Cさんは高卒だったのですが、大卒を目の仇にしていて、仕事で成果を出すとキレ出すという訳の分からなさでした。

それにも関わらず飲むのが好きで、行きたくもない飲み会に何度も連れて行かれたのですが、何時だったかCさんが言ったことで忘れられないのが、その時にかなり酔われていて、「幼稚園に行かせてもらえなかった」と仰った時でした。

自分の人生に自分で責任を持つべき年齢で、幼少の恨みがまだ根深く残っている事に恐怖したものです。

性格に難がある人は全て幼少期に何かしらのトラウマがある訳ではないと思いますが、百歩譲って情状酌量の余地はあるものの、幼少期のトラウマを他人にぶつけるのは良くないと思うんですよね。攻撃対象にされてしまってはたまったものではありません。

論語にある通り「敬してこれを遠ざく」しかないかなと思っています。