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さぷログ

メーカーの人事部門で働いています。

丹下健三は代々木第一体育館を設計した後、半年寝込んだ

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さぷさんです。暇なのでブログ毎日更新をしようと思い、本日で6日目です。果たしていつまで続けられるのか、自分でも心配です。

さて、ちょっと前にBSで1964年の東京オリンピックの番組が放送されていて、丹下健三設計の代々木第一体育館の完成が遅れ、建設会社は正月無しで工事、丹下健三本人も設計が終わってから半年寝込んだと貴重なインタビューで本人がおっしゃっていました。

オリンピックの競技が観客席のどこからでもストレスなく見られるよう、柱のない釣り天井構造という前例のない建築を丹下健三は生み出した訳ですが、柱をなくすという目的と美意識等々があってあの素晴らしい建築が出来たとは思うのですが、ある意味狂気であるとも思うんですよね。

今だとコンプライアンス重視ですから、そういうこだわりなどはあまり求められず、最低限の要求を満たすような仕事があらゆる所で求められている中で、こういう事を言ってしまうと隈研吾さんや関わった方々には大変申し訳ないのですが、新しい国立競技場にはあまり感動は感じないのですよね。

設計案が二転三転して、確か自死で亡くなられてしまわれた方もいて、短時間で作り上げるのすら大変だったとは思うので大変恐縮ではあるのですが。

僕は統計の格言の中で「異常値は標準に回帰する」という言葉が好きなんですが、いくら天才の丹下健三さんであっても知力と体力と持てる全てをつぎ込んだら、やはりその反動で半年休むというはとても示唆に富んでいるというか、参考にすべきだと思うんです。

1週間が7日あって、5日働いたら2日休みがあったり、この人こんな働いて大丈夫かなと思ってたら案の定体調崩したり、常にハイパフォーマンスを発揮し続けるってあり得ないと思うんですよね。(たまにそういう人がいたりするんですが、それこそ例外だと思います)

ですので、頑張りすぎるとだいたい反動が来ます。これはほぼ間違いないです。

自分の基本的なレベルを上げていき、少しずつ耐性をつけていくのは大切ですが、フルスピードで高いアウトプットを出し続けるのは、何処かで相当無理を強いていて、男だとだいたい酒か女性かギャンブルのいずれかか、または全部にいくのでやめたほうがいいと思っています。

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