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さぷログ

メーカーの人事部門で働いています。

自分でコントロール出来ない事と欲望に上限のないモノを目標にしてはいけない

さぷさんです。ネットの片隅に生息しています。

さて、自分でコントロール出来ない事と欲望に上限のないモノを目標にしてはいけないと言うことは多分いろんな人が言ってると思うのですが、その事について書いてみます。

ブログには必ずアクセス数を確認できる機能が付いていて、一日にどれくらいアクセスがあるのか一目瞭然でわかります。

渾身の記事をアップした時にアクセスが全然上がらず、逆に何日も更新してないのに急にアクセスがアップして、それに気をよくして記事を書いたらアクセスが全然ないというのはブログあるあるですが、自分でコントロールする事が出来ないアクセス数に完全に振り回されている訳です。

僕のブログのアクセス数は1日平均10アクセスくらいのまったりサイトですから、多くの人に見られる事がない代わりに炎上する事もない訳です。

TwitterもやめたのでSNSからの流入はほぼないと思いますし、他のブログを巡回もあまりしていないので、相互はてなスター的な努力もしていません。

アクセス数の恐ろしい所は、欲望に上限が無いところだと思っていて、例えば1日に10アクセスだとしたら、100アクセスとか夢の数字だと思うのですが、仮に100アクセスを達成したら次は1000アクセスとか、欲望に上限がないと思うんですよね。仮にありえないですが、全人類70億人がアクセスしたとして、おそらく次は全人類が1日2回アクセスするとか、本当に上限がないんですよ。アクセス数は悪魔的な誘惑であるように思います。

また、他人からの評価というのもコントロールは出来ません。半期の面談でものすごく頑張ってるのに評価がイマイチだったとしたら、やる気がなくなる気持ちはとても良くわかります。

ただ、半期の評価は他のメンバーとの相対評価になるので、(いいことでは全くありませんが)次のタイミングで管理職登用しないといけないとかそういう政治的な理由で評価がついてしまうということが実際はあります。

弊社の役員とたまに話をする時に、昔の仕事について聞くと結構な確率で「上の言うことを全然聞かなかった」と笑いながら離される方がいます。短期の評価や上司との折り合いの悪さは一時的にあるかもしれませんが、長期的には実力のある人は然るべき所に収まると思いますので、短気になると損をしてしまう事もあるかもしれません。

また、欲望の上限のないモノと言えばお金をおいて右に出るものはありません。

以前佐藤優の本を読んでいたときに、情報提供の協力者で金銭を求めてくるものが一番タチが悪く、持ってくる情報もたいしたことがないと書いてありました。

お金もアクセス数同様にいくらあっても困るものではないですから、ここに取り憑かれてしまうと相当自分を見失うのではないかと思います。

例えば食事にこだわる場合だと、いくら大食漢で美食家でも胃袋の上限は超える事は出来ませんし、いいか悪いかは別にして、女好き(男好き)であったとしても、同時に何人もと付き合える訳ではありません。お金は大切ですが過度の執着は人間をおかしくさせると思います。

そして、アクセス数とお金への執着の両方をビジネスにしている情報商材屋というのが結構最悪だなと言うのがこのエントリーの結論です。両方とも欲望に上限がないものであって、それを掛け合わせて冷静な判断を失っている人をカモにする訳ですから、万死に値すると思います。

SNSを辞めてよかったことの一つに、そういう人達を見なくて済むようになったということもメリットとしてあると思っています。

とにかく自分でコントロール出来ない事と欲望に上限のないモノを目標にしてはいけないというのは肝に命じ続けていきたいと思います。(27分)