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さぷログ

メーカーの人事部門で働いています。

「ウマ娘」と「ホロライブ」の共通点の考察

うまぴょい伝説

hololive 2nd fes. Beyond the Stage [Blu-ray]

さぷさんです。やってますか?「ウマ娘 プリティダービー(以下ウマ娘)」、見てますか?「ホロライブ」、僕にとってこの2コンテンツは昨年度から本年度にかけての生き甲斐であるといっても過言ではありませんが、キングヘイロー様の育成が難航しつつ、見なければならないホロライブの動画が溜りに溜まっております。

さて、飛ぶ鳥を落とす勢いの「ウマ娘」と「ホロライブ」ですが、この2者には共通点が多いと思ったのでその事について書いてみることにします。

〈男性描写の徹底的な排除〉
ウマ娘」は2021年5月初旬現在で600万ダウンロードのようなのですが、日本国内限定のアプリだとしますと、単純計算で20人に1人は「ウマ娘」をダウンロードしているるという事になり、これはもはや国民的スマホゲームと言っても過言ではないと思います。

そんな「ウマ娘」ですが、彼女達のモーションの全てが可愛らしく、またレースのシーンはあんな衣装では走りにくいのではと思わなくもないのですが、一転してとてもカッコいい走りを披露してくれますので、ギャプ萌えもまじ半端ない事になっています。

僕は競馬はあまり詳しくはないのですが、走り方も一人一人異なる中で、ビジュアルの凝り方は見ていて本当に飽きません。

しかし、背景含めて相当絵に凝っている「ウマ娘」ですが、レースシーンの観客席だけはかなり観客を省略して描いていて、まるで人類補完計画の発動でLCLになりかけている人々みたいな描写に見えて仕方がないのですが、これは製作者側の意図として敢えてわざとこのようなシルエットのみの描写にしているのではないかと思うのです。

ウマ娘」に出てくる男性は、ビジュアルとしては一切出てこないトレーナーであるプレイヤーとしての自分自身と、レース時の実況の茂木淳一さんと解説の安田敬一郎さんの声のみであって、理事長の秋川やよい、秘書の駿川たづな、同僚トレーナーの桐生院葵、雑誌記者の乙名史悦子など、ビジュアルとしては登場人物は全員が女性であって、女性管理職比率を上げなければならない弊社に取ってみると「ウマ娘」には恐るべき世界が広がっています。

アニメ版では男性の描写があるようですが、スマホゲームの「ウマ娘」における男性のビジュアル排除はこのようにかなり徹底していると思います。

一方の「ホロライブ」ですが、ゲーム実況などで男性キャラクターが出てくると事を除くと、男性を想起されるものは、Yagooと戌神ころね様のコロネスキーくらいしか思い浮かばない程に男性的なビジュアルは割と徹底的にトリミングされていると思っています。

「ホロライブ」に対をなす存在としての男性VTuberの「ホロスターズ」がありますが、ホロメンが「ホロスターズ」の事に言及することは一部の例外はあるものの、ほとんどないと思います。

また、コメントやスパチャ読みで他のファンについては意識せざるを得ませんが、基本的にはテキストだけの存在ですから、あまり自分以外の男性の存在を意識しなくてよい構成になっています。

ですので、「ウマ娘」と「ホロライブ」は、ビジュアル的に他の男性を見ることなく、自分と押しのキャラのみの世界が構築されている思えるような上手い仕組みになっているのだと思います。


〈スポ根モノ〉
ウマ娘」がスポ根モノである事は言わずもがなですが、それに負けず劣らず「ホロライブ」もスポ根モノの要素が多分にあります。

「ホロライブ」のホロメンの主戦場はYou Tubeですが、ユーザー登録が○○万人の直前に、○○万人に行くまで耐久歌枠など、かなりスポ根的な要素があります。

また、戌神ころね様恒例のレトロゲーム長時間配信や他のホロメンも寝て起きたらまだ配信してたというような、サステナブルではない生業をされていて、その気合と根性に赤スパチャが乱れ飛ぶというビジネスエコシステムが形成されておりますが、やるほうも見る方もなかなかやめられないチキンレースと言いますか共依存関係になっているような気も致します。

配信者にとって、ライブ配信のリアルタイムのコメントはかなり精神的に堪えるらしいですし、体調を崩して配信をしばらく休まざるを得ないホロメンもいますから、配信業とはなかなか業が深い職業な気がしなくもありません。

ええと話がかなりずれましたが「ウマ娘」と「ホロライブ」はスポ根モノという話でした。ひたむきに頑張っている人は自然と応援したくなりますし、そこに恋愛要素を加えている訳ですから、かなり強固なコンテンツではないかと思っています。


カップリングのあれこれ〉
ウマ娘」ですと、メジロマックイーン様とメジロライアン様のメジロ同家対決や、ウォッカ様とダイワスカーレット様の微笑ましいやりとりなど、カップリングが非常に捗る作りになっています。

リアル馬主様に怒られそうな薄い本が大量に作成されているよう気がしなくもないですが、その辺は運営としては悩ましいながらも確信犯的な作りになっていると思います。

一方で「ホロライブ」におかれましても、みっころねの絆でしたり、ノエフレはガチすぎて妄想が捗らないのでペコマリあたりがちょうど良くていろいろ助かるなど、広大な百合畑が広がっている訳ですが、つまりは残念ながらそういう需要が潜在的にはどうしてもそこあるものですから、そういう中での「ウマ娘」と「ホロライブ」ブームという事は言えると思います。


〈会いたい時にいつでも会える〉
これは別に「ウマ娘」と「ホロライブ」に限った話ではないですが、この2つのコンテンツの使用デバイスはほぼスマホでしょうから、会いたいと思ったらすぐに会える(起動できる)訳です。

いわゆる単純接触効果は絶大だと思います。


以上の4点が「ウマ娘」と「ホロライブ」の共通点だと思っているのですが、他にも山ほど同類のコンテンツがある中でこの2つが突出している理由としては、キャラクター(VTuber)がしっかり立っているというのが大きいと思います。

もちろんそれは運営や資金力を含めた組織的な強さと言えると思います。