Search Console

さぷログ

メーカーの人事部門で働いています。

アイカツ最終話だけを見た感想

「もう一度出来るものなら、やりたいなあ」

新型コロナウイルス感染症の影響で自宅待機を余儀なくされる中で、アラフォーのおっさんがアイカツの最終話のみを拝見しまして、その感想です。

上記のコメントは、結婚式の思い出について話していた時の嫁さんからの発言なのですが、僕は学生の頃クラスでは陰キャ、文化祭の劇では大道具係の逸材ですから、なぜ罰ゲーム(結婚式を楽しみにしている人ごめんなさい)を2回もやらないといけないのかと思ったのですが、男性と女性はやはり違う生きものなのだと感じた次第でした。

LGBTQの方への配慮が必要な時代ではありますが、やはり多くの女子はプリンセス願望というのがあるのだなという事なのだと思っています。

さて、アイカツ最終話の感想ですが、ものすごく違和感を感じたのが男性のキャラクターが一切出てこないという事です。美少女戦士セーラームーンではタキシード仮面様がいましたが、男性が一切トリミングされてしまっているのに驚きました。

やはり現実の世界だと芸能界も男性社会ですから、秋元康先生みたいなのがキャラとして出てきてしまったら一発アウトですし、仮にイケメンのマネージャーみたいなのを配置したとしても、搾取する側とされる側を想起してしまう十分なアイコンになってしまいます。

なので、主人公のお姉さんにその役割を与えていると思うのですが、アイカツが好きな女子には男性は不要という事実に世の男達は真剣に反省すべきだと思います。

繰り返しますが、恐らく搾取の構造の排除です。また、アイドルとしてスターになるという目標に対して、変に恋愛要素を入れないための配慮もあるかもしれません。

また、アイカツのアイドルたちは複数の世界から何かの理由で一つの世界に集まっていたのが、最終話でそれぞれの世界に戻っていくというエピソードが描かれていました。

そして元の世界に戻った主人公は、あれは夢だったのかと振り返るシーンがあります。

これは恐らく、アイドルはそう簡単になれる職業ではないというメタファーと(地下アイドルとかは別ですが)、この世界に入り込んでしまっているファンを少し現実に引き戻すための仕掛けだとは思うのですが、思春期の自我の拡大と何物でもない自分の受け入れの過程とエンターテイメントとしての落としどころとしては必要な構成だと思います。

また、先輩アイドルとシスターフッド的な縦関係の理想的なやり取りが最終話だけ見てもかなり描かれていて、これは所謂スポーツもののジャンルとして見ることも出来るとかなと思いました。タイトルもアイカツですしね。

理想的な先輩を追いかけて仲間と共に成長していく王道の話なんかなと思った次第です。女子だけの部活ならありえる設定ですし。

こちらからは以上です。