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さぷログ

メーカーの人事部門で働いています。

14日間連続してブログ更新して思ったこと

さぷさんです。小学生の時の夏の作文が苦手でした。

さて、在宅勤務で時間に余裕があるので何日連続でブログ更新が出来るかと思い、今14日目でちょうど2週間なので感想を書いてみたいと思います。

ブログは意外に毎日更新できるものだなと思いました。何かネタになりそうな内容を思いついたらタイトル案だけメモっておいて、仕事が終わったら更新するみたいな感じですね。

ただ、エントリのクオリティにはこだわれなかったので、書評とかは書けませんでした。

何冊か本は読んでいるので書評も書きたいんですけど、雑記が40分〜50分で書けるとしたら、その3倍くらいはかかりますから結構大変です。

また、毎日書いてアクセスが上がるかといったらそういう訳でもなくて、だいたい1日20アクセスくらいでしょうか。こんなマニアックなブログを見に来る人はレアでしょうから、ちょうどいい感じだと思っています。

ただ、ブログを毎日更新していて、ブログを更新する事自体が自己目的化するのもどうかなあというのも正直な感想です。

「ブログは誰の為でもなく、自分が書きたいことを書いている」みたいな事を言えたらかっこいいんですが、やはり見る人を気にする訳です。

これが自分の日記帳の日記で誰にも見せないものであれば仕事の率直な反省とか、あいつ腹立つとか、実家から持ってきたプレステ2でやっている「連邦VSジオンDX」で、どうしたらもっとギャンをしっかり使いこなせるのかとか、流石にゲームやってないで資格の勉強をしなければとか、日記ならもっと別な事を書いている気がするんですよね。

誰かに見られる前提で書いている中で、自分のPDCAが回せるような反省や課題のブログになっているかと言われたらそういう訳ではないんですよね。新聞とか雑誌のエッセー的な感覚に近いと思います。

なので、この40〜50分を勉強に回したほうが多分良くて、情報システム系の勉強をしてるんですが、そちらに充てたほうがいいのだろうなあと思います。

また、東京都が緊急事態宣言をまだ解除していない中で、平日はほぼ部屋から一歩も出ない生活になってしまっているのですが、体は疲れていないために夜寝れなくなってしまい、さらに眠りも浅いという問題が生じてしまいました。

試しに夜1時間3密を避けてウォーキングをしたところ、その日は寝れたので「Stay home」は大切ですが、「Walking avoiding crowds」も大切ではないかと思った次第です。

文章を書くのは好きなので毎日書くことを目的とした場合、一応続ける事は出来ましたが、そうすると何のために書いているかが気になり出すので、そこを考え出してしまう感じですね。

なんかまとまりがないですがそんな感じです。

経営と執行の一層の分離を

さぷさんです。あるメディアに投書してみたのですが、見事に採用されなかったようなので、自分のブログにアップします。けっこう頑張って書いたんですけど(笑)

 

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ソニー執行役員制度を1997年に導入し、またたく間に日本企業の間に広がってから20年以上が経過した。

 

制度の導入当初は経営と執行の分離を目的としていたはずだが、実際はどうだろう。大手企業のコーポレートガバナンスの体制図を見ていると社長が経営の監督と執行の両方を兼ねている会社が殆どのように見受けられる。

 

コーポレートガバナンスを高めるために社外取締役を設置する会社も増えてきたが、肝心の会社社長が経営と執行の両方のトップを兼ねている状態では、緊張感を持ち会社経営に専念できていると言えるのだろうか。

 

また、最近の新型コロナウイルス感染症などの困難が発生した場合は会社トップから「全社一丸になって難局を乗り切ろう」というようなメッセージが発せられ、社員もそれが当然のように聞いている。

 

「全社一丸」という言葉は日本人にとって心情的にすんなり受け入れられやすい言葉ではあるが、裏を返すと組織の各人の役割が曖昧であり、経営者を筆頭に社員全員がとにかくみんなで頑張ろうという事になってしまってはいないだろうか。これでは会社にプロフェッショナルが育たなくても当たり前であると言える。

 

折しも経団連会長の中西宏明氏やトヨタ豊田章男社長が日本型雇用を見直し、ジョブ型雇用を検討すべきとの踏み込んだ発言をした事は記憶に新しい。

 

この一連の発言はAIやビッグデータ解析などの高度プロフェッショナル人材を念頭に置いた発言だと思われるが、ジョブ型雇用を本気で推進するのであれば、経営者が監督と執行の両方を兼務し続けて、前者に専念しないのであれば説得力があるとは言い難い。

 

ただ、人数は多くはないがサントリー社長の新浪剛史氏や原田泳幸氏といったプロ経営者もいる。会社のトップ自らが緊張感を持って会社経営にあたり、年1回の株主総会で信任の可否を問うという姿勢が本来のあるべき姿のように思われる。また、行き過ぎた監督にならないよう、社外取締役の役割もさらに重要となる。

 

秋山真之日本海海戦で「皇国の興廃この一戦にあり。各員一層奮励努力せよ」と訓示を出した。かたやネルソン提督はトラファルガー海戦で「英国は各員がその義務を尽くすことを期待する」と信号旗を出したと伝えられている。今、経営者はネルソン提督に学ぶべきではないだろうか。

サブスク時代に求められる能力

さぷさんです。サブスクというと今っぽいですが、月極っていうと急に古くさくなりますよね。

さて、弊社ではMicrosoftのOffice365を使っているのですが、Teamsのウェブ会議でいつの間にか「挙手」というボタンが出来ていて、特に発言することはなかったのですが、押したくて仕方がありませんでした。バスの降車ボタンと一緒ですね。

サブスクリプションのビジネスモデルのうち、特にSaaSはいつの間にか新たな機能が追加されているという面白さがあります。

ただ、50歳以上のITリテラシー低めの方々はかなりOffice365を使いこなすのに苦労しているみたいで、彼らがWeb会議の進行役になった場合の進み具合の遅さとか段取りの悪さにはかなりびっくりで、資料を画面に映し出すだけで四苦八苦されたりしてたりしますから、新機能なぞ勘弁してくれというのが彼らの本音かもしれません。というか間違いなく本音だと思います。

若手は新機能もそつなく使いこなしますが、ITリテラシーの高低の分水嶺は40歳くらいかなと思います。

Windows95が出たのが25年前ですから、その時に高校生くらいで、大学に入ったらパソコンの授業があったというような年代から下については概ね問題ないのかなと思います。

そしてこういう新機能が出たときにまず使ってみようという好奇心が大切なのではないでしょうか。

また、Office365の各アプリケーションのメニューのボタンの位置もたまに場所が変わってたりする訳ですが、鬼ごっこと思うか、何故変わったのかという設計側の意図を推測するくらいの心構えが重要だと思います。

あと同一アプリケーション内に似た機能が存在していて、「これってどちらかでいいのに、なんで片方消さないのだろう?」と疑問に思うケースもあります。

大体そういうケースは複数のアプリケーション間で連携されていて、その設定を消してしまうともう一つのアプリケーションに影響が出てしまうからです。そういう事も裏読みして楽しむ余裕が大切です。

Microsoftでアプリケーションを開発している人はめちゃくちゃ優秀な訳ですから、我々は彼らの意図の範囲で動く事が賢明です。

そういう意味ではSaaSを導入するという事は、ITベンダーの思想を導入する事に他ならない訳です。

その思想が長期的には会社のカルチャーを変革させてしまうかもしれない恐ろしさがあると思うのですが、そこはあまり理解されていないように思います。

例えばMicrosoftの各種アプリケーションはおそらく共有と共同作業をすべきという設計思想で統一されていると思っているのですが、例えばOneDriveでリンクを作ると基本的に共有するというのがデフォルトになっていて、共有をしないようにするためにはチェックを外すとかそういう事をしないといけない訳です。

今の時代、Shareは無条件で是とされていますが、これは特定の思想です。

少し前まではグローバルによる国際分業が是とされていましたが、米中分断やブレグジットなどもあり、そうではなくなってきました。

もしかしたら長期的にはShareも是ではなくなる可能性はゼロではない訳です。

さて、話が少しずれてしまいましたが、プラットフォームを握った会社に抵抗する事は得策ではありません。

彼らの思想を理解して、その上で業務システムを構築し、一般社員としても使える機能を使いこなして新しい機能が出たらまず試してみるという姿勢が必要です。

好奇心と日々学習であるという心の構えが重要だと思います。

〈追記〉
Office 365は機能が次々と増えていくので、office 365の書籍は急激に陳腐化していきます。

「あれ、画面レイアウトが違う」というような事になると、初心者の場合はしんどいと思います。

Office365は本を買って勉強という感じではなく、まず使ってみて、分からなければMicrosoftや社内のコミュニティで質問というのが一番良いと思いますが、コミュニティでは分かりやすい質問をするというスキルも大切です。

ある程度のスキルがないとコミュニティでも中々相手にしてくれなかったり、場合によっては心無い言葉を投げかけられてしまう修羅の場でもありますから、ITリテラシーが低い人はこれからますます厳しくなるよう気がします。

会社における謎マナーを推進するのは誰なのか

さぷさんです。最近毎日ブログを更新していますが、量の増加は質の低下を招くことが一般的なのでドキドキしています。

さて、以下のブログエントリを見まして、これは弊社のことを言っているのかしらと思いました。

「過剰なビジネスマナーが存在する組織」はたいてい、停滞している。
https://blog.tinect.jp/?p=64938

僕は今3社目ですが、それぞれの会社で外部から見るとおかしなルールはある訳です。

1社目のシステム会社では朝は必ず支店長席に挨拶が必要でしたし、2社目のITベンチャーではエラい人の誕生日は何かサプライズをやらなければならなかったですし、今のメーカーでは社員に対して「○○様」とメールの宛先に書いて送る訳なんですよね。それぞれの会社では至って普通のマナーだったりします。

上記のエントリでは大企業の「謎マナー」について「少数決原理」が理由ではないかと考察されています。

「少数決原理」をあえて単純化して言いますとノイジーマイノリティによる専制であると言えるのではないかと思います。

本当に誰にとっても全く意味のないマナーであればとっくに廃れていると思いますが、誰かにとってはメリットがあるから「謎マナー」が続いている訳です。

話は少し変わりますが、ビジネスパーソンには2通りの人種がいると思っています。「何かを成し遂げたい人」と「何かになりたい人」です。

この両方に当てはまる人もいると思いますが、ここでは話を単純化します。

「何かを成し遂げたい」人はお客さんの困り事の解決や業務フローの改善、無駄な固定費の削減など、やりたい事が明確です。

一方で「何かになりたい人」は、早く管理職になりたい、部長になりたい、役員に登用されたいなど、立場にこだわる人です。

後者のタイプはライバルに対してあの手この手で邪魔をしてきますし、将来ライバルになりそうな若手や中堅は手懐けようとするか早めに潰します。

この「何かになりたい人」というのが大変厄介でして、だいたいこういうタイプは上にはいい顔をするのでそこそこ出世する中で、実務が出来なかったり(そもそもやる気がなかったり)しますから、堅実なタイプを支配下におこうとします。

また、他部門に対しては威圧的な態度と友好的な態度を使い分けます。

「何かになりたい人」は立場が第一ですから、自分の立場を侵害されて不愉快であるという態度を出しやすいと言えます。

つまり謎マナーを強要する側のメリットはここにあります。「私はマネージャーで、貴方は一介の担当にすぎないのだ」「この権限は全て私の一存で決まる」というのを事あるごとに証明しないと気が済まないといいますか、本質的な実力はないために不安で仕方ない訳です。

また、終身雇用がまだ行われている企業の宿命として、その人が無能になる階層までは出世することが可能です。

例えば課長時代まではぎりぎり成果を出していた社員が部長に登用された場合、その人の能力は課長で打ち止めだった訳ですが、無能な部長が誕生します。これはあらゆる階層で発生する事象です。

ごく稀に無能ですがやたら声が大きくて影響力があったり、先代の社長がお気に入りで威張ってたりするような場合に、組織的な復讐として明らかに本人に荷が重すぎる役職を与えて失敗させて閑職に追いやるという位打ちのような復讐人事が行われる事もありますが、数は多くはありません。

逆に本当に実力があって、「何かを成し遂げたい人」はこのような事はしません。

「何かになりたい人」は、大体2階層上くらいに取り入ってこの世の春を謳歌しますが、取り入った人が退職して、当時被害にあっていた人が偉くなりだすと仕返しをされますから、長期的には惨めな事になります。

よくお笑い芸人がテレビ局のADをいじめていたのが、そのADがしばらくして出世してその芸人は使わなくなって干されるというアレと同じですね。

「何かになりたい人」は「謎マナー」を押し付ける人である可能性が高く、マネジメントは人を見る目がしっかりしていないと会社全体がすぐにおかしな事になると思います。

グーグルの手法を使ったら圧倒的な業務効率化が出来た話

さぷさんです。元プログラマーです。

この前暇だったのでEXCELの定例業務をVBAで自動化してみました。手作業だとフィルタやら並び替えやら使ってリストを作るのですが、手順が明確であればVBAに出来ます。

今まで手作業だと15分くらいかかっていた作業がVBAの自動化によって1分で終わるようになり、めでたしめでたしであった訳なのですが、人間というものは欲が深いもので、この1分の待ち時間が長く思えて来るのです。その間に他の作業でもしてればいいのかもしれないのですが、1分は中途半端です。

なんとかこれを短くできなかと思ったのですが、僕は残念ながらプログラミングは一応出来るものの才能はありません。

プログラミングはソースの保守性の問題はありますが、10名の凡庸なプログラマーより1名の天才の方が生産性が高いというような世界だったりします。弊社にもきっとそのような人材がいるはずです。

ということで、オープンソースと以前読んだグーグルの仕事の進め方を駆使して他者の力を借りようと思い、実行してみました。

弊社にはなんでも書き込んでいい掲示板があって、珍しくゆるく活用されています。鉄道好きが集まる掲示板とか、子育て中の社員の情報交換とか、テック系の掲示板もあります。

テック系の掲示板はあまり盛り上がってないのですが、部外に出しても大丈夫な状態だけにして、VBAを公開して、この動作を早くしてくれないかと投稿してみました。

投稿する際は工夫をして、処理が終了したらその時間がメッセージBOXで表示されるようにして、もしソースを改善してくれたらそれを僕のPCで計測しますというルールも合わせて投稿しました。

PCで計測する際は他のアプリケーションは閉じ、PCを再起動した上で、ネットワークをオフにして3回計測して、一番早かった時間をと条件を明確にしました。

ハードによる処理時間の差をなくす努力をして、こういうチャレンジに参加してくれるような人達が気にする部分の対策を予め行っておくことが重要でだと思います。

反応がなかったらどうしようと少し心配だったのですが、投稿して2時間くらいで最初の返信があり、処理時間がいきなり10秒に短縮された改善VBAが投稿されました。

上記の条件で計測し、その時間を掲示してお礼を返信しました。

その後、その改善してくれたVBAをさらに改善した投稿をしてくれた人がいて、処理時間が5秒に縮まりました。

最終的にはVBAの神みたいな社員が降臨して、処理時間がまさかの0.5秒に短縮されたのですが、やはりそういう人の書くソースコードは簡潔すぎてよくわからない訳ですが、じっくり見て勉強したいと思います。

この間わずか1日です。朝投稿したら夕方には0.5秒になっていた訳で、処理時間が1/120になった訳です。投稿してくれた人も楽しかったと言ってくれて、僕も便利になったという貴重な体験でした。

いったいこのどこがグーグルの手法なのかと言いますと、レベルの差はあるのでお恥ずかしい限りではあるのですが、グーグルは動くものでないと評価がされないというカルチャーがあるようです。

パワポとかで見栄えのいい資料を作っても多分評価がされなくて、何か具体的に動くものが評価されると言うことなので、僕も動くものを示す事で興味を持ってもらう事が出来ました。

またグーグルは全ての開発中のライブラリは公開されていて、20%ルールも相まって、興味深い開発中のアプリケーションには他のエンジニアも集まるそうです。

ですので、興味を持ってもらうために掲示板に投稿して、処理時間を競うようなゲーム要素を入れる事で今まで一度もやりとりをしたことの無い社員が改善を繰り返すというサイクルを自発的に行い、たった一日で僕なら何日かかっても出来ないような改善が実施出来ました。

おそらく参加してくれたのはエンジニアの社員が中心で、彼らにとっては休憩時間ちょいと書き換えるくらいの簡単な内容だったとは思うのですが、集合知の凄さを思い知りました。

おそらくGitHubはこれがさらに高度で有用な仕組みなのかなと想像します。

テック系だとこういう事が進んでいますが、事務屋の企画や業務フローの効率にも応用は可能だと思います。

ただ、その際には目的を明確にして情報は完全にオープンにしておかないと、意味を取り違えられて間違った方向に進められてしまったり、そもそも興味を持ってもらえないかもしれないので、ゲーム的に楽しめるルールをしっかり作っておくことが重要だと思います。

例えば、企画業務をオープンにして、複数グループに競ってもらい、審査員の投票で採用する企画を決めるというような事は既に行われていると思いますし、半導体製造装置のディスコが実施している社内通貨の仕組みも似たような発想によるものかもしれないと思います。

ちょっとグーグルから離れてしまいましたが、他部門の人にも興味を持ってもらえる仕組みを作って、得意な人に活躍してもらうというのは理にかなっていると思います。

そして「#自発ください」になった

さぷさんです。アラフォー不惑の齢にして自己承認欲求の塊です。

新型コロナウイルスが流行する遥か前、若手社員と飲んでいた時に、経緯は忘れましたが広末涼子の話になりました。

若手「広末涼子ってお姉さんのイメージですよね」

僕「え、ちょっとまって、昔「広末涼子ポケベル始める」ってCMがあってね、広末涼子は妹キャラでしょ?」

若手「それはさぷさんさんがアラフォーだからじゃないですか?ポケベルって聞いたことありますけど、どういうものなんですか?」

僕「ちょっといろいろ言いたいことがあるが、まずYouTubeにアップされてる広末涼子のCMを100万回くらい見ろ」

若手「いや、いいす」

みたいなしょーもないやりとりをしたことを思い出すのですが、広末涼子ポケベル始めるのCMは1996年放送したみたいですから24年前でした。どおりで歳を取るわけです。

ちなみにYouTubeのURLはこちらで、日本中で話題になったと思います。かわいいですね、異論は認めません。
https://youtu.be/rJfzMFEwfJQ

さて、僕はポケベルは持っていませんでしたが、ポケベルはメッセージを公衆電話とかから送るものだったので、ツールとしては一方的に送るようなイメージです。双方向性は不十分ですが、今につながるSNSのご先祖だと思います。

ポケベルの次はPHSでした。僕は今はなきNTT パーソナルのPHSを使ってまして、電波が入らないので窓際においたりとか、ショートメールで一回50文字しか送れなかったですけど、確か「ア」って「11」って打ってた気がするんですよね、スパイみたいなカードサイズの変換表みたいなものがあって、たまに打ち間違えていた記憶があります。

その後携帯電話になってメールが出来るようになって、文字数の上限はなくなりましたけど、基本的に知っている人との1対1のコミュニケーションであった訳です。

SNSの黎明期としてはミクシィがありましたが、ミクシィはコミュニティがあって、趣味の人とつながるというような要素が大きかったのではないかと思います。ミクシィがきっかけで結婚というのもよく聞いた気がしますが、それは趣味での繋がりがベースにあるというのも大きかったかもしれません。

そして、今のSNSfacebookTwitter、インスタグラム、若い人はticktokなんでしょうけど、1対多でつながりあえる訳です。

そのような中で不特定多数に対して「#自発ください」というのは、なかなかどストレートな承認欲求ですが、ある意味清々しいような気がしなくもありません。

「#自発ください」のタグ付きで投稿しているのはおそらく高校生くらいの若い子達で、自撮りを加工した写真と一緒に投稿しているケースが多いと思うんですけど、「#美男美女さんとつながりたい」とかのハッシュタグもあって、こちらも香ばしいといいますか、なんといいますか、上位カーストでありたいイケてる私をプリーズ的な欲求を感じます。

Twitterとは、いいねやリツイート、フォロー数が可視化されており、数字の大小による人の順位が残酷なまでに見える化されている巨大格付け装置という見方も出来ると思います。

ちなみにヒエラルキーの頂点に君臨すると思われる菅田将暉Twitterフォロワー数は313万人、橋本環奈は303万人です。

橋本環奈が「はじめてZOOM飲み会したー」でいいねが10万、菅田将暉が歌つなぎをしたときのいいねが17万ですから、僕が一生かかっても到達出来ないいいねの数を一回で達成するという圧倒的な強さです。

ナメック星でフリーザと絶望的な気持ちで闘うクリリン達と似た気持ちかもしれません。

Twitterをやるという事は、意識しているにしろしていないにしろ、菅田将暉や橋本環奈を頂点とした絶望的なヒエラルキーの競争に参戦したという事に他なりません。

そして菅田将暉や橋本環奈は特にお願いしなくてもフォロワーは増え、繰り返しますが「ZOOM飲み会したー」でいいねが10万です。もし通知をオンにしていたら一日中通知が鳴り止まない訳で、橋本環奈にしてみたら「#自発は少しお控えください」と言いたいくらいかもしれない訳です。

大人ですら自己承認欲求は強い中で、思春期ならなおさらなのは自明です。彼らが意識しているにしろ無意識にしろ、理想としている美男美女の代表格はお願いされなくても自発されまくりな訳です。

そうありたいという願望が「#自発ください」のハッシュタグを生み出したのではないかと思うのです。

『私の事をフォロー・いいね・リツイート・返信等でみなさんから自発的に私を盛り上げてほしいと言う事を、私自らお願い申し上げます』という事を言っている訳でありますから、なんといいますか、「#自発ください」という短いハッシュタグの中に思春機独特の矛盾が表れているようで微笑ましい気持にならなくもありません。

ちなみにアラフォーのおっさんもこの年になっても自己承認欲求は強いものですから、正直に言うと恥ずかしいからただそういう事をストレートに言ってないだけです。

ただ、存在を丸ごと承認してほしい訳ではなく、仕事で成果を出したら認めて欲しいという違いはあるかもしれません。

ハッシュタグにすると「#仕事で成果出していると思うので自発ください」になりますね。言いませんけど(笑)

新型コロナウイルスの感染予防対策、店舗再開対策、雇用対策を一気に解決する案

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5月14日に39県で新型コロナウイルスの緊急事態宣言が解除されました。

休業要請を解除したのは21県、緩和は14県、休業要請継続は2県、そもそも休業要請を行っていないのは2県で、県によって状況が異なるわけですから、それぞれ対応が異なるのだと思います。

また、ドイツなどは再び感染者が増えているようなので、予断は許されないと思います。

不当解雇なども増えているようで、収入の道が閉ざされてしまった人もおり、10万円の支給が急がれていますが、まだ時間がかかるのではないでしょうか。

店舗の営業再開のニュースなどを見ていると、こまめに消毒をするなど、消毒対応に人員を張り付けてかなり対応に労力を割かれているように見えます。

そこで、新型コロナウイルスの感染予防対策、店舗再開対策、雇用対策を一気に解決する案を考えてみました。

上の図の通りですが、解雇などにより仕事を求める方と、こまめな消毒をしたいものの人を張り付けるのは人員や費用の面から困難という店舗のニーズがそれぞれあるのではないかと思っています。

この2者を結び付け、賃金は国または都道府県が負担し、マッチングはクラウドスマホアプリで行うという案になります。

 

①仕事を求める方がクラウドに登録します。マイナンバーや賃金を振り込んでもらう銀行口座の登録を行います。

②消毒を希望する店舗もクラウドに登録します。来てほしい人数、時間帯、場所、店舗名を登録します。

③システムで自動的にマッチングを行います。双方がOKして、マッチングが完了となります。

④実際、当該店舗に赴き、消毒作業を実施します。

⑤消毒作業を行った方、店舗それぞれが作業完了報告をします。

⑥ ⑤の報告があった後、国か都道府県によって賃金を当初登録された口座に振り込みます。

 

これを行えば、新型コロナウイルスの感染予防対策、店舗再開対策、雇用対策を一気に行えるメリットがあるのでないかと思います。

もちろん、マイナンバーや銀行口座を登録するのでセキュリティや不正受給が発生するかもしれないので、その対応は必要です。

どれくらいの予算が必要となりそうなのか、ざっくり試算してみます。

総務省統計局の平成28年経済センサス-活動調査に、全国の産業小分類別ランキングというものがあります。

この中の専門料理店、酒場,ビヤホール、バー・キャバレー・ナイトクラブ喫茶店、食堂,レストラン(専門料理店を除く)の店舗数を合計すると約64万店舗です。

仮に1割の店舗が1名の派遣を希望したとして、6万4000名分の雇用が創出されます。夜17:00~22:00くらいの営業が多いとして、1日5時間勤務、時給1000円とすると、一か月で96億円が必要です。この中にはクラウドシステムの構築費用や維持費用、運営側の人件費は入っていませんので別途費用はかかりますが、この96億円は純粋に働いた人の収入になるお金です。

1か月で96億円は多いかもしれませんが、仕事がなくて困っている人に直接給料として支給されるお金です。アベノマスクは当初466億円(結果90億円)でしたから、感染予防対策、店舗再開対策、雇用対策の3つの課題に対する策という意味では悪くないのではないかと思います。

店舗がない地域や、働きたい時間帯が合わないなどのケースも考えられますが、緊急事態ですから、あまり的外れでない限り、出来ることは実施した方がいいのではないかと思います。

一つの問題に一つの対策を充てるのではなく、複数の解決になるような対策を考えて実行することが求められていると思います。