さぷさんです。しばらくブログは休むつもりだったのですが、過去のエントリーで自分の言っていることが間違ってるかもしれないと思ったのでちょっと更新しようと思います。
上の図は1都3県+茨城県南部の地図に市区町村ごとの新型コロナウイルスの感染者と路線図を書き込んだものです。
各県によってデータの発表方法が異なるので、市区町村ごとに集計するのはかなり難儀なのですが、メッシュを細かくすることで見えてくることがあると思っています。
当初、このブログでは満員の通勤電車自体がいわゆる「3密」状態なのではないかと疑問を呈してきました。
4月18日現在で日本の感染者数が9000名を超えている中、本当に通勤電車が「3密」にあたるのか、上の地図を使って推測してみたいと思います。
関東での新型コロナウイルスの感染者は、山手線の西側で多く出ています。ですので、ターミナル駅である新宿駅や渋谷駅などを起点とするJRや私鉄沿線で感染が広がるのではないか?というのが当初のこのブログでの見立てでした。
ですので、東京への通勤30キロ圏くらいまでを想定すると、横浜市、町田市、八王子市、さいたま市、越谷市、松戸市などはもう少し感染者が増えるはずなのですが、まだそこまでの広がりはない様に見受けられます。
逆に、船橋市、所沢市、藤沢市を中心に鎌倉市と平塚市、つくば市、それと大きなクラスター感染が発生した北総育成園のある千葉県の東庄町を中心として、感染の広がりが発生しているようにも見受けられます。
これらのそれぞれの地域の特徴は、東庄町を除くと東京から30~50キロ圏のターミナル駅で繁華街もあるということが言えると思います。
要するに、船橋市、所沢市、藤沢市などは、ミニ新宿化として機能してしまっていたのではないかと推測します。
つまり、当ブログの仮説を修正しなければならないと思うのですが、通勤電車を過度に恐れる必要はおそらくあまりなく、やはり安倍首相や東京都の小池知事、厚労省のクラスター班が言うように、夜の飲み会やナイトクラブ、カラオケ、ライブハウス等での感染が多いのではないかと思います。これらの自粛により、濃密接触を避ける事が重要なのではないかと思います。
通勤ラッシュの満員電車は多くの人がマスクをして、無言で電車に乗っていることがほとんどです。一方、夜の飲み会などはマスクはしませんし、大声で話をします。飛沫感染も多いのではないでしょうか。
ですので、満員電車と居酒屋は、密集・密閉・密着の3つの密は同じ環境であるとしても、マスク有無+会話有無が決定的な違いを生むという事なのではないかと思います。
「密集・密閉・密着の3つの密回避」+「マスク着用・近距離で会話をしない」という「3密回避プラス2」の行動を守り続ける事が重要でないかと思います。