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さぷログ

メーカーの人事部門で働いています。

非常時は平時の特徴を増幅する

どなたかが「非常時は平時の特徴を増幅する。良くも悪くも」とブログで仰っていて、本当にその通りだなと思ったので僕もその事について書いてみます。

僕はいま東京で単身赴任で、家族は地方で暮らしています。

かれこれ3ヶ月以上自宅に帰れていません。嫁さんが言うには「東京から旦那が帰ってきてると分かったら何言われるかわからない」と言う事で、東京と地方の感覚は全然違うのだなと思っています。

近所のスポーツジムの入口に県外者お断りという貼り紙が貼ってあるみたいで、田舎の閉鎖性が増幅してるなと感じます。いい人達なんですが。

そんな嫁さんはと言うと、多発性円形脱毛症で6ヶ所も円形脱毛症になってしまい、週1で病院通いしています。気丈なタイプで自分が頑張ればならないと思いつめ、ついに体が悲鳴をあげてしまったのだと思います。本当に申し訳ない。

そんな嫁さんに何も出来ない僕にも変調が訪れ、元々内向的で行動よりまず考えるタイプで、思考が煮詰まりがちな傾向があるのですが、ちょっと鬱ぽくなりました。

しんどくなってしまうと、何もかもがしんどいと言う自分の認知フィルターを通しての世界認識となります。

特にキツイ言葉で綴られるTwitterのツイートが見てられなくなって、アカウントを削除したというのを前のエントリーで書きました。

結論から言うと情報をシャットダウンした事は精神的には良くて、しんどくなる事はあまりなくなりました。

僕が過敏に反応してただけかもしれないですが、Twitterでバズるのは良くも悪くも感情に訴えかけるような内容です。

Twitterは感情の増幅装置と言えるので、今もこの瞬間何かがバズってるはずです。

「○○が許せない」「□□に反対する」といったネガティブなツイートは確実に感情を削りにきます。対応は2つあって、ツイート対象者と同化して自分も怒るか、見ないかどちらかです。

スルーは出来ません。秀逸なエモいツイート(必ずしもいい意味ではない)というのは確実に心を動かしてきます。

「非常時は平時の特徴を増幅する。良くも悪くも」という論で行くと、攻撃的な人はより攻撃的になり、他者共感力が高い人は様々なケースで心を痛め、内向的な人はさらに自分の世界に自らを埋没させ、匿名というベールを被り剥き出しの自己を放出する中で、健全な場であるとは到底思えません。

リツイートやいいねやフォロワー増加による自己承認欲求が満たさせるメリットを考慮しても、Twitterはデメリットが多すぎます。

また、話は全然変わりますが、2人いる息子のうち長男は比較的温厚で、次男が武闘派です。

よくLINEで話すのですが、小6の長男は大好きな電車についてよりマニアックに極めつつあり、京浜急行の乗り換えの便利さと沿線開発の重要性や、小林一三の先見性、五島慶太の功罪、阪急今津線銚子電鉄の今後について熱く語ってくれるんですが、立派なテッチャンへの道を歩みつつあります。

小2の次男は食べ物の話ばかりで、ケーキの上にドーナツを載せて食べたいとか。ホットケーキが食べたい。あとフレンチトーストもみたいな感じで、「それ全部小麦やんか」と毎回ツッコミを入れるんですが、食べ物、女の子、戦いが好きで、将来を心配していますが、それぞれの方向性がなんか最近増幅しているような気がしなくもありません。

会社についても、割と保守的な社風の会社に勤めているのですが、基本的に在宅勤務推奨が継続しており、出社しても自席で密になる場合は、会議室とか別な場所で仕事をしたり、課のミーティングをする時に出社メンバーも会議室には集まらず、自席とかでヘッドセットをして実施するのですが、安全第一で少し過剰かなと思ってます。

一方で在宅勤務が終了した会社もあるみたいで会社毎の特徴はよく出るのだと思います。

そういう事で僕が今気をつけているのは、良くも悪くも己の特徴を増幅しがちな現在において、身体の平時性を保つと言うことです。

具体的には日常のルーチンをおろそかにしない事。洗濯、掃除、食器洗い、週1の食事の作り置きなどです。特にトイレ掃除は大切です。それ以外と違ってトイレは掃除しなくても使い続ける事はとりあえず出来てしまいます。

毎日のトイレ掃除を欠かさずに行い、身体の平時性が保てて始めて精神の落ち着きが得られると思っています。

新型コロナウイルスは人を試すと言うことはよく言われますが、ピンチの時にはその人の地金と真の実力が試されると思います。ちょっとこの状況は酷すぎますけどね。