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さぷログ

メーカーの人事部門で働いています。

リサイクルショップから考える

さぷさんです。衣食住以外で一番直近で購入したのは5000円くらいのタッチペンで、スマホお絵描き用に買ったのですが、指で書くほうが早いために見事に無駄な買い物になりました。

さて、僕が今住んでいる所の比較的近くにリサイクルショップがありまして、「マスク50枚400円」と手書きで書かれた紙が貼ってあるのですが、需給バランスって本当に怖ろしいなと思います。

それで、そこのお店の人は多分中東系の方だと思うのですが、他にも道を歩いていて見つけた別のリサイクルショップも中東系の方と思われる人が店員さんのようでした。

中東と一口に言っても、外務省の区分で言いますと、アフガニスタンアラブ首長国連邦、イエメン、イスラエルイラク、イラン、オマーンカタールクウェートサウジアラビア、シリア、トルコ、バーレーン、ヨルダン、レバノンと15ヶ国ありますから、どこの国の方なのかまではわかりません。

我々日本人からしたら、中国人と韓国人と日本人はちょっとした外見の違いとか、話せばもちろん言葉の違いで明確にわかりますが、中東の方もきっと同じような感じなんだろうと思います。

ソースは全然バラバラでしかも古いので信用できるかどうか分かりませんが、在日イラン人が約4000人、在日エジプト人が約2000人、在日サウジアラビア人が約700人くらいのようですから、単純に人数比率だけですと在日イラン人の方がリサイクルショップを経営している可能性が高いと言えると思います。

一口に中東と言っても様々と書きましたが、イランはその中でも特徴があるみたいでして、言語はペルシア語ですし、イスラム教も85%はスンニ派のようなのですが、イランはシーア派が大多数だそうです。

そして元を辿ると紀元前550年に建国されたアケメネス朝ペルシャまで遡れる訳ですから、ダレイオス1世とかペルセポリスとか、世界史で習った気がしますが、イランの方は「アレクサンドロス大王さえいなければ、、」と思っているかどうか気になるところではあります。

そして、ペルセポリスシルクロードの要衝でもあった訳で、中東の方は交易の民で交渉事が得意ということもありそうなので、リサイクルショップを経営されているのかなと考えてしまいます。

また、いいかどうかは別として、イランは核開発を行っており、モフセン・ファクリザデ氏が暗殺されたニュースの報道がありましたが、自国民で核開発が出来るくらい教育レベルが高い国であると言う事です。

そう言えば何かのテレビでアメリカの有力大学への留学生で中東系の学生が結構いた記憶があるのですが、イラン系の方だったのかもしれません。

ペルシャ人の末裔である事を大変誇りを持たれているという事も本か何かで読んだ記憶があります。

そして、思うに産業革命以降、ヨーロッパから西周りでアメリカ、次いで日本、韓国、中国やインドが次第に豊かになったように思うのですが、貿易や人の交流、様々な技術が伝わる中で、特に第二次世界大戦以降は東西陣営に分割されていたものの、自国が相手にできる市場が世界に広がった中で、自国民が得意とする分野で、日本や韓国や中国は製造業、インドはITなどで徐々に豊かになったのだと思います。

そして次に市場がグローバル化した事の恩恵を受けるのは中東の番だったはずなのですが、残念ながらインターネットの発達によって、交易の民の長所が活かせない事になってしまったのではないかと思います。

ですので、インターネットの誕生がなかったとしたら、もしかするとイラン系の商社が世界を牛耳っていたという世界線があったかもしれません。

リサイクルショップの前を通ってそんな事を考えていたのでエントリーにしてみました。「だから何?」と言われると困ってしまうのですが。